くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

台湾という隣国に教えられること

 台湾はもっとも生き生きとしたアジアの先進国のひとつだと思う。

親日国として最右翼なこの国のここ何十年の学習能力には目を見張るものがあるが、大震災の援助も流石にお隣さんだけのことはあって、いの一番に手を差し伸べてくれるありがたい隣人だ。

 その台湾が、日本から学んだことのひとつに、原発事故の脅威とリスクがあるようだ。それを裏付ける記事が先程出た。

 

www.asahi.com

 

 日本は原発の扱いについて、あれだけの犠牲を払っても、まだ原発のロジックから抜けられていない。

 いずれこの行動の遅れは、次のリスクを背負うことになるのでしょうが、それは同時にアジア諸国の経済競争と比例しているように思えてなりません。

グローバル化過渡期の車メーカーの選択

 そもそも国内市場先細りの時代に、国内にひしめく8社の乗用車メーカーは、本来多すぎであなのですが、従来の雇用を維持する使命も手伝って、統合合併に二の足をふんだ結果が今の状態。

 

 すでに中国やインドなど大国からも優秀な自動車が出回る時代に、市場は日本メーカーを一律受け入れるなどという寛容なキャパシティは子ども存在していない。

 

 その中で、トヨタ自動車日産自動車ならまだしも、マツダほどの規模の自動車企業が、今の国内でファミリー層に訴求力を持つのは、現実的でないとの判断ができているのでしょう。

 

 すでに欧州などグローバル市場で、一定の評価をえている同社にとって、実にまっとうなな選択肢なのだと思います。

 

 マツダを指示する投資家やファンにとっては、車種選択の制限は寂しい限りかもしれないけれど、世界的に見てもマツダほどの規模の自動車企業なら、むしろブランドの確率においては、最も成功しているケースと言えます。

 

 かつての、「がむしゃらに頂点を目指す」日本企業の時代から、世界市場でのポジション確立へと、いいタイミングで梶を切った同社の戦略は、家電百貨店などの国内斜陽産業にとっても、格好のベンチマークと見るべきでしょう。

 

http://autoc-one.jp/mazda/special-2960099/

autoc-one.jp