くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

F1フォーミュラー1、自動車レースの頂点の変貌

久しぶりにF1の試合を気にして見ると、ずいぶんと変化が出ていると感じる。

くろまはHONDAが抜けて以来、あまりF1には関心を持てないでいた一人だけど、単にメーカーにこだわっていたわけでもなく、一つの時代の節目を実感したからに他ならなかった。

 

レッドブル 「リカルドはMGU-Kを完全に失っていた」 / F1モナコGP 【 F1-Gate.com 】

 

改めて見てみると、相変わらずエンジンサプライヤーとして、フェラーリルノーは健在と言えるし、HONDAも復帰しているのも知っていたが、戦績の経緯を見ていると、レギュレーションの改定などあったのもあり、エンジンサプライヤーの戦績に対するアドバンテージは小さくなっている印象。

 

世界的にも自動車などの移動体において、レシプロエンジンの位置付けも弱くなっていて、EVカーのレースの注目度も出てきている中で、レシプロエンジンに要求されるものは、変わっているのもあるが、F1においてもパワフルなのが正義では無くなっているようですね。

 

どちらかといえば、スポンサーのイメージアップという縛りが強く意識され、そのためにも長期的に勝てる総合的なシステムを作れるチーム作りが必須になっているせいか、昔のような「とんがり感」「カリスマ性」は無くなっている。

 

クルマのエンスー性を求める人は確実に減っているんだな、と少々クルママニアには寂しい思いをしたし、いよいよ自動車はより道具としての意味合いを強めているのだと、改めて認識できた。

 

クルマそのものが目的では無くなって、目的に沿ったクルマがより求められる時代に、今後F1というクルマの頂点であるカテゴリーは、どこに向かって行くのだろうか。

驚いた、偶然ミタ2映画の共通な普遍的なテーマ

映画は、いろんな国のいろんな考えや文化が手軽に味わえて、しかも見るだけで楽しいとてもすばらしいメディアですね。楽しみ方はひとそれぞれだと思いますが、くろまは単純に泣いたり笑ったりを、暗いホールや自宅で気兼ね無くできる映画は、よく利用します。

 

最近あえて既に公開されて久しい作品を何本かまとめてレンタルで借りて観た中で、たまたま面白い偶然にであったので映画レビューも交えて書きたいと思います。

観た映画は今回以下の通り。

 

「原爆の子」

マトリックス三部作」

3月のライオン前後編」

「月に行った男」

 

原爆の子は、女優の乙羽信子さんが若かれし頃撮られた、白黒の相当古い映画ですが、実際の当時のヒロシマの風景や被害者などがそのまま映されていて、創作の話と違和感なくストレートに訴えられていて、ただただその現実に涙が止まりませんでした。

また、出演者(俳優)の演技は今の映画のそれと比べて稚拙に見えますが、その分シンプルにその感情が伝わってくるのは驚きでした。

 

次の2作は今回ブログの主題にあたるので最後に回して、月に行った男については、近未来を舞台にした企業陰謀を軸にしたSF映画で、人類が得られるヘリウム3という無尽蔵なエネルギーを月で採掘する企業の隠された秘密というスリリングさと、勤務する男とそれを見守るAIのちょっぴり粋な交流がホッとする作品でした。

人類が月へ行った事実の真意について賛否両論あるのですが、実際に行ったと仮定すれば現実的な設定と、リアルな月面での表現は結構B級映画にしてはチープさは全くなく世界に没入できますし、月で孤独な主人公の心理を巧みに利用していて切実でした。

 

最後に、後回しにした2作品のマトリックス、同リレーテッド、同エボリューションのシリーズと、3月のライオンですが、この両作はご覧になられた方はお分かりの通り、素性も作られた国も設定も全く共通性のない作品なのですが、見終わって驚いたのは一貫したテーマが全く一緒だったことです。

前者は言うまでもなくSF映画の革命的表現力で一世を風靡した100年後の地球の未来を描いた作品で、後者は日本の現代東京を舞台に、両親を持たない少年主人公と3姉妹のふれあいを描いた少女漫画原作の超話題作であり、一見全く接点はないしくろまも狙って借りたわけでもありませんが、見て最後に感じたのは、

 

「言いたいことは、全く一緒」

 

だったということです、それは。

 

「自分を信じることが未来を開く」

 

というとてもシンプルだけど、すごく大事なことだったということ。

それぞれに感動のシーンは沢山あって、何度見ても飽きない良作であるのはくろまが言うまでもない両作品ですが、描き方って本当に色々あるんだなぁと、目からウロコのような体験でした。

 

私たちは、生きている以上それなりの多くの経験をして成長していくのですが、映画はそれに加え、本来体験できない多くのことを学ぶもっとも入りやすいメディアの一つです。

この2作品に関して言えば、それらの体験に無駄は一つもなく、その全てが自分らしく生きるための隠されたヒントだと、私たちに教えてくれるのです。

 

マトリックスは数奇な運命を持った主人公の創造力と破壊によって、切り開かれる可能性ある未来を掴み取る姿が、社会現象にもなった斬新な映像表現によってダイナミックに描かれます。

3月のライオンでは、現実的な目線で家族を失う人として最悪の状況から自分を抑圧して生きねばならない主人公が、出会う人との意味に目覚めながら、自分の存在価値に確信を持つまでの葛藤が、みずみずしく描かれます。

 

特に3月のライオンはヒット作ではあるものの少女漫画であり、男のくろまの接点は見出し難いのですが、当時の話題性から耳にし気にしていて、原作の漫画は読破する根性はありませんでしたが、アニメでそのテーマ性の素晴らしさを知り、遅ればせながら映画をみたのですが、ここまで力強い作品だとは思わず、良い意味で裏切られたインパクト大の久々アタリ作品でした。

 

いずれにしても、私たちは人としてそのつながりを避けて通れない立場であり、その出会いは様々ですが、自分の人生とはその出会いを取捨選択の繰り返すことであり、あとはその出会いに自分が何を見出すかだけです。

あとで後悔をしてしまう人生を歩む人が居たとすれば、もしかしたらその出会いから学ぶべき大切な何かを、気がつかなかったり避けたり、自ら後悔する選択をしていたのかもしれません。

 

この2作品を見て学べたことは、出会いには全て無駄なものはなく、そこから学んだ数だけ自分の生きる道への、自信につながるという事実でした。

そのことを覚悟して責任を持つことが、自分の生きた証として残るし、唯一可能性のある未来を開く方法なのでしょう。

ハリウッド映画のお膝元の大統領がのたまう、SF的な迷言から悟る

この手の話って、トランプ大統領が最初じゃないんですよね? たしか。

かつてハリウッド映画俳優出身の、故ロナルド・レーガン元大統領の時代にも、

 

スターウォーズ計画」

 

なる、ある意味では斬新な宇宙的で壮大な計画が実行された歴史が、アメリカにはあるわけですが、常人的な発想を超えていることで目を逸らさせないトランプ大統領も、ハリウッド俳優に引けをとらないカリスマ性を発揮しています。

 

www.bbc.com

トランプ大統領の「宇宙軍」は実現するか - BBCニュース

 

で、大方の見方ではこの計画の現実性も、眉をひそめられているのですが、大抵こう言った小さな男の子が描きそうな「男のロマン物語」をうたう時は、背景に仮想敵が必ず存在し、というかアメリカ発展に都合のいいありもしない敵を創造して、それをテコに正当化する、古典的な手法としてはアリなのでしょう。

 

現実的に、その裏では徹底したアメリカ主導の資本活動がされ「宇宙軍」に目がいっている間に、あれよあれよと世界におけるアメリカの優位性は、揺るぎないものになっているということです。

まあ、その経済的恩恵が巡ってこればアリはアリでしょうが、その一方で不当な経済的制裁を被る国が(北◯鮮じゃなく)出てくるわけですので、その煽りを被らないように、弱小国日本としては、細心の注意を払わないといけないわけです。

 

日本は明治維新以降ではヨーロッパ列強国、第二次世界大戦以降はアメリカの傀儡国として、弱小国家としてのハンディを近隣途上国が歩んだ歴史とは逸して、歩めた幸運な国ではないかと思いますが、その恩恵を当たり前にして生きてきた日本人が多く、今になってその認識のズレは最大級に高まっているようです。

 かく言うものの、くろまは日本の実力を過小評価するわけでなく、客観的に見ても日本の持つ潜在能力は世界に引けを取らない有能な国と自負もしているし、多くの人が疑うことはないでしょう。

 

ただし、日本の致命的な点は「ガラパゴス化」と揶揄されたように、国際的に渡り歩く能力が、以上なほど低いという点です。

なんかの記事で見ましたが、昨今の東大の学力が先進国の大学世界ランキングで最下位に近い統計が出ているということからもわかるように、その心は英語など語学力の低さと受験戦争が生んだ柔軟性・応用力の低さです。

 

傀儡国として守られながら一点集中的かつ盲目的に突き進んできた日本にとって、なんの罪も無いのでしょうが、その結果純粋培養で育った、国際的にはおぼっちゃま国であり、集団行動に固執してきたツケは必ず回ってくるでしょう。

ここで個で考え判断する能力を学べていない私たちに、個人主張と多様性を求めるグローバルな波が押し寄せてきている今、一人一人がリスクを取った行動を取る訓練は必須になっていると言えます。

 

台湾を見直してほしいいくつかの理由

みなさんGWはどっかへ行って息抜きされましたか?

くろまは自宅引きこもりで、台湾旅の妄想に浸っておりました〜\(^o^)/

 

全く自慢にもなりませんが、本来外歩き派のくろまがもっとも好きな海外は、台湾です。

一昨年に行って以来ご無沙汰でモンモンとしてるので、GW中に感じたことを書きたいと思います。

 

kufura.jp

3位釜山、2位台北!会社を休まず週末で行ける「海外旅行先」人気の1位は | kufura(クフラ)

 

日本人の海外旅行と言えば、王道のハワイや贅沢にヨーロッパなんてのがトレンドですけど年に一度の贅沢というイメージはありますよね。

船での旅行は相変わらず高価ですが、飛行機は格安になっていて年イチの発想から、最近注目されてるのがいつでもできる旅行です。

 

休みが取れたら即プチ旅行する行動派は増えているようで、旅行会社も週末で行ける近隣海外旅行を積極的に推してます。

その発想でいけば、韓国や台湾がポピュラーで、中国や東南アジアを短期強行する強者も増えているようです。

 

そんな中で、くろまが推すのは「台湾」なのですが、くろま流の台湾推しのポイントをこれから何度かに分けて書いていきたいと思っています。

今回はさわりですが、特に海外旅行ビギナーにオススメしたいのが「台北」直行便の格安旅行でしょう。

 

台北は、ご存知ない方のために説明すると、台湾の北に位置する首都であり、近隣に「桃園」と「中山」の二つの国際空港があって、関東では羽田、成田、関西の関空、中部セントレアなどからの渡航便が充実している分、渡航日時を選びません。

その気になれば仕事終わりの金曜夜半に出発し、日曜夕方夜帰国で2泊5日も可能で、平日休みの取れる人なら航空運賃も更に安くできますし、宿泊費と合わせてもラクラク五万円以内で行けてしまう手軽さは、知っておいて損はありません。

 

その手軽さを踏まえた上で、ちょっと贅沢したければそのバリエーションは無限大と言っていいほどあって、国内旅行と遜色ないほど気軽に楽しめる、当に「気軽に旅行通」になれるのも魅力です。

これから、徐々にその魅力のあれこれを書いていきますが、気になるのは「ことばの違い」と「安全性」

ですよね、

次からは、この点を中心に具体的に書いていきますので、ご期待ください。

 

中国企業はアジアを掌握しつつある証拠

アジアの経済大国と言えば、日本人なら誰でも「日本」

だと思いたいだろうが、もはやそれも風前の燈火のようだ。

 

www.tv-tokyo.co.jp

アリババが日本企業に要望:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京

 

日本が、あまりに慎重に石橋を叩いて渡っているうちに、中国はしたたかに追い抜きする機会を伺っていた。

 

上の記事が表すのは、中国が日本に突きつける「上から目線」だ。

 

決定的なのは日本企業の選択肢は、

彼らを現実逃避し無視するか、

認めてしたがうか。

 

しかなく、いずれを選んでもかつてのジャパンアズナンバーワンの影は、

残ってすらいないことで、ここで我々がすべきは、

 

真摯に受け止め、

 

力をためて、

 

次のチャンスへの準備を伺う。

 

順列は、入れ替わったのだ。

ガンバレ! 日本。

 

本来の「愛国心」とは、

こういうときに本当のチカラを発揮するものだ。

 

 

中国企業はアジアを掌握しつつある証拠

アジアの経済大国と言えば、日本人なら誰でも「日本」

だと思いたいだろうが、もはやそれも風前の燈火のようだ。

 

www.tv-tokyo.co.jp

アリババが日本企業に要望:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京

 

日本が、あまりに慎重に石橋を叩いて渡っているうちに、中国はしたたかに追い抜きする機会を伺っていた。

 

上の記事が表すのは、中国が日本に突きつける「上から目線」だ。

 

決定的なのは日本企業の選択肢は、

彼らを現実逃避し無視するか、

認めてしたがうか。

 

しかなく、いずれを選んでもかつてのジャパンアズナンバーワンの影は、

残ってすらいないことで、ここで我々がすべきは、

 

真摯に受け止め、

 

力をためて、

 

次のチャンスへの準備を伺う。

 

順列は、入れ替わったのだ。

ガンバレ! 日本。

 

車業界EVオシの中、あのVWが「ディーゼルは死なず」って。

前ブログで、ことさら少子化による自動車販売低下やEVシフト化を煽っておいて何ですが、事実なので書かねばなりません……今年のクルマ事情はそれを完全否定しているかのような動きについて記事ります。

 

まず、トランプ政権が対外輸入関税で規制をかける中で、日本の4月輸出成績は好調で7.8%増加だそうで、しかもその押し上げに貢献したのが自動車輸出で15.3%も出たそうですよ。

更に驚愕したのは、EVカーシフトのトレンドのきっかけになった、ディーゼル排ガス詐称問題を起こした独フォルクスワーゲン社の動向で、EVシフトを積極的にアピールする欧州自動車メーカー他社の動きの一方で、VW社が日本国内でも販売発表した新型パサートのエンジンがディーゼルで、同社のコメントが口あんぐりなものだった。

 

wpb.shueisha.co.jp

次世代エンジン大本命は本当にEVなのか? VWが日本に投入した新型ディーゼルの実力 - IT・テクノロジー - ニュース|週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト]

 

結局ありきよりも売れてなんぼであって、まだまだ市販され出したばかりの絵に書いた餅よりも、欧州ではロングセラーな超定番を簡単には捨てないということで、当たり前と言えば当たり前。

日本でもマツダが最初からこの路線を誇示していたが、口の根乾かんうちにこのブームのキッカケ事件を作ったVW者が出し抜こうって……。

 

パサートは同社にとって売れ線とは言え、これが売れ線になったらトヨタやホンダ、欧州他社は目も当てられない!

そんなドイツの強かさ、好きですか? キライですか?

 

今年は昨年に比べて気味悪い位に景気が好転してるので、いい空気はいいうちに存分に吸っておいた方がいい。

バブルの時期に素直になれなくてイマイチ謳歌できなかったくろまだったので、ここは素直に好景気の空気を、それなりに楽しむことにしましょうか。