ガバナンスで総括するきらいがある件
最近の、もっと絞り込めば2018年中のメディア登壇の識者のコメントの多くが、耳タコなほどに「ガバナンス」意識の欠如とか、要だとか話の前後の内容の根拠をこのキーワードで総括する発言が異様に多かったように思う。
意味の詳しくはググっていただくとして、社会的な規範や責務への自覚と覚悟の欠如が日本を代表する組織や企業に出来ていないことを嘆いているわけだが、おっしゃってる方々含め攻撃の的・対象者そのものにその気はないのではないか?と勘ぐりたくなる空気を禁じ得なかった。
そもそもこの概念は、日本の歴史・社会的風土からして生理的にそぐわない概念なのではないか?その空気が漂う間は根本的な横並びは実現しないと感じている。
【記者の目】指導力発揮できなかった体操協会…東京五輪へ大きな問題露呈/スポーツ/デイリースポーツ online
視聴者含めその戒めへの正義を測る国民目線自体が、その無意味さを前提にして視聴しているのであり、体質的に受け付けにくいものを強引に馴染ませようとすること自体が、逆に結果マイナスに出ていると思うのは、筆者だけだろうか?
忖度ありきの社会風土や倫理観の中では、そもそも浸透するものではないと考えるので、その大きな誤解の自覚無しには馬の耳に念仏に終わるかもしれない。
PAYPAYに見たり! SB系サービスの“あくまで個人的”な違和感
ペイペイ! 〜
ペイ〜ペイ〜♫
商品名をローマ字音通りに読んだら、セクハラ扱いされかねない、ネーミング。
それに加え、あのだらしなく能天気な、お祭り騒ぎのガイキチなリズム感のCM、
年末に聞かされるこの苦痛、憂さ晴らししたかったわ。
あのフレーズ、すっごく勘に触ってて、出演者もあの芸能人を素で出せずに、
着ぐるみで出演させるあざとさとか、
こういうニュースが出たのを良いことに、敢えて吐かせてもらおう。
他のメディアでも指摘されているとおり、このサービスの売り方は、
かつての「ソフバンのADSLモデム、タダ配布」のえげつないやり方に近い。
そう感じていたから、嫌いだった。
あくまで個人的感想だが。
スポンサーが居ないと、いろいろ言えて楽しい♫
SBグループ系列の商品、CM(Yモバとかも)耳障りなBGMや、今回問題になったセキュリティ問題や、インフラ故障事件が重なって、いいイメージ持てない。
そりゃ、株価下がるわな。
結局根っこにあるのは、ネットワークインフラに関わる企業が、
常識レベルのセキュリティをクリアしようともせず、
「顧客の利便性」
美味しいとこだけ強調しすぎた売り方した挙げ句に、
素人でも言わないような詭弁を吐く企業姿勢ってどう?
今日本企業の壁になろうとする、国際的なガバナンスクリア以前の話で、
ここが、日本企業が世界で子供扱いされる理由では?
どっかの、怪しいトイチの金貸しじゃあないんだから、
あまりに安易な客寄せに掛かった連中は仕方無いにしても、
クレカユーザー全て、テメエの安易さで招いた問題に巻き込む企業が、
あのCMにして、正体見たり!
と、言われても仕方ないだろう。
来年の軽自動車FMC予想、出たみたい
MAG見た人は、もうご存知かもしれんけど、来年の新車FMGスケジュールが出ていたそうで、くろまは又聞きだったけど、軽自動車も何車かFMGするらしいね。
早速調べてみると、デイズ・ekワゴンの次期テストカー記事がありましたので、ご存知の諸氏も多いかと思いますが、シェアしときます。
日産 デイズ/三菱 eKワゴン 新型プロトタイプをスクープ!発表は3月、電動化も | レスポンス(Response.jp)
全方位アングル載ってたけど、くろまの気になったのは、
屋根が後ろへスラントしてて、車高が前高・後低。
車幅も前広・後狭で後ろに向かって絞り込んだパッケージは、本作と同じで踏襲してるらしいこと。
これ見て、くろまとしてのあくまで個人的に一つだけ、
どうしても書いておきたい。
この処理日本車、特に軽やコンパクトカーに多いパターンで、恐らく燃費対策や走行安定性確保のための常套手段だろうけど、この手法個人的には好きじゃ無いんだな。
日本のメーカーは、猫も杓子もこれをやたらとやりたがる傾向はどうなんだろう?
デザイナーは「スマートに見せる効果」とかで悦に浸るんだろうけど、この手法で車格が結構貧弱になるのを、気にする人は多いはずで、ただでさえサイズが小さく貧弱な軽は、スペースがシビアな上にデザインも立体感で変化付けにくいので、露骨にこの絞り込みやると、不格好に見えるのに。
機能重視の手法と見れば仕方無いし、箱バン形状ばっかだと差別化にも限界があるんだろうけど、にしても個人的に機能面というよりデザイナーのエゴありきの処理に思えて仕方無い。
HONDAだっけ日産だっけ?
2020年以降に新型軽は出さないとかいう話題もあるし、たかが軽と言われれば返す言葉は無い。
でも、その中で機能面とデザインの両立に挑める、稀有な車格だし。
モデルチェンジのスパンが長いんだから、出す以上は全力尽くしてって。
外車は規格のサイズ規制ゆるいと言うか、結構デザイン燃費に影響出にくいらしいのか、こんな露骨なテーパーデザインした車ほとんど無いよね?
思想的に近い韓国や中国車でも見たことないし。
安易な対処療法に見えて仕方ないし、
この点だけは悪しき日本独自思想とまで思えちゃう。
単調なテーパー車はコンパクトカー含め、造らないで欲しいっす。
「先食い」しないと持たない、ワケありな日本企業
日本のビジネス事情で、海外のそれと最も違いがあるのは、
事業を始めるにしろ起業するにしろお役所主導ありきで、
成長性やビジネスチャンスの機会損失に関係なく、お役所のペースに絶対服従しなければならない官僚的側面は避けて通れない点が大きい。
企業は、本来の市場チャンスのタイミングを調整するために、まず利益の先食いをせざるをえなくなっている。
そんな固有の事情が、ベンチャー・起業を育ちにくくさせるばかりでなく、リスク回避にために大企業でさえ常態化している現実にお気づきだろうか?
そのプロセスは簡単に言えば、
先行投資後の出来る限り早いリターンを期待しても、そのタイミングに御構い無しのお役所の関所をクリアしなければならず、それにかかった時間をどこかで相殺しなければならないが、一旦失ったビジネスチャンスは取り戻すことが出来ない。
それでも、少しでも回収しようと利益優先の戦略を取らざるをえず、結果長期視野ではリスク高くなる利益先食いをせざるをえなくなる。
この堪え難いリスクは、大企業には吸収力があるものの次世代の市場を形成する筈のベンチャー零細企業の将来性は期待できる筈がないし、大企業も超がつくほど保守的になって、雇用者まで利益の恩恵は降りてこなくなっている悪循環。
一見正統性のある「未成熟なビジネスへの懸念」を日本の市場は、必要以上に忖度し過ぎる風潮があるようで、その尻込みが昨今のグローバル市場への優位性を次々と奪っおり、一向に改善を見せない。
これは企業家だけでなく政府関係者ともども、護送船団方式に護られ世界に対する競争力を養ってこれなかった日本の、独特なお家事情が災いしている。
今になって国内で認識され出した、国境を超えた市場成長への認識を、遅くとも20年前にはデフォルトとして認識できなかった時点で、勝負は見えていたのかもしれない。
今更、東京オリンピックや大阪万博などのブランド力だけで、盛り上げようとするのは付け焼き刃に過ぎず、むしろさらに大企業優勢の柔軟度の低い体勢を固めてしまう危険性が高くなっている。
本来なら、敢えて安易なブランド依存せずに、危機感を実感できる環境での体制づくりを選ぶべきだったのではないか?
こうした「結果の先食い」ありきの起業戦略が見え隠れしてる市場に、今後海外からの関心が高まる可能性がどれほどにあるか、論を待たず先は見えているのに。
先週放送されたN◯Kスペシャルの証券会社破綻の検証を見て、
「我が国は、変わっていないな」
とため息が漏れた。
リアル「1000年女王」の郷? ファーアウトが発見される。
軽CAR規格パッケージも限界がそろそろ……
くろまが軽自動車を重要視する理由は、前にも度々書いていますが世界でも例のない洗練され、厳しい日本工業規格をクリアした精度の高いパッケージの、世界最小クラスの量販車であって、その高度に限られた制限の中で、多種多様なデザイン・カラバリ・エンジン性能、そして何より世界でもトップクラスの安全性を含めたコスパの高さにあるということは、誰もが認めると思います。
軽自動車のジャンルで試され量販されることは、世界でも通じる究極の自動車・理想の自動車像を作ることと同義だと考えていますので、その味方からすれば単に世界におけるガラパゴス規格で一生に付すには、まだまだ奥が深いと考えます。
さて能書きはこの辺にして、その中でその進化に貢献する残党の3社(日産・三菱連合は今後期待で敢えて外しています)の中で、HONDAとバイク車でしのぎを削ってきたSUZUKIの車種をベースに、世界市場を狙ったパッケージサイズについて記事ります。
そのラインナップのなかでは、最もホットなジムニーは唯一無二の存在として、世界市場でも注目される車種の一つでしょうが、ご存知の通りジムニーは軽規格の他に規格を超えたシエラが海外でも販売されています。
SUZUKIは早くから海外市場向けに国産軽をベースに、亜種を多く販売しインド市場では大成功していて、現地専用車も多いのですがジムニー(シエラ)は唯一日本規格ベースの車種として存在しますが、ジムニーとシエラの比較レビューを見ても多くの人が評している通り、軽自動車枠を敢えて考えなければ、シエラのほうがこのパッケージクラスではベストな設計を上手にしているようです。
日本には規格枠最大に取って、車内スペースを優先した通称1BOX軽自動車が国内でも売れていますし、このジャンルの軽でてっぺんをとることは、メーカにとってステイタスでありトップボーダーラインでもありますが、それ以外の車種が伸び悩んでいる現実からしても、かつてトヨタが軽自動車叩きをした時代を蒸し返すまでもなく、軽自動車規格は、税制優遇以外は市場からも評価されにくくなっている時代背景は無視できません。
今後、各メーカーは国が定める規格の改定まで軽自動車を作り続けるのでしょうか、それとも自主的に軽規格を世界的に通じる規格として進化させる道を選ぶのかは、市場次第といってしまえば身も蓋もありませんが、くろまは可能であればお役所右倣えでなく後者の「自主的な可能性拡大」を目指して欲しいと願っていますが、皆さんはどうお感じでしょうか?
有給休暇を取れないサラリーマン
この問題解決の答えは、一言で言えば、
「サラリーマンである以上、無理」
と言うのが、極論であってもしっくりくる。
リスクも背負わずして、権利だけ要求する姿勢がある限り、無理、むり、ムリ!
だと、思わない時点でアウト。
日本の有休取得率は「最下位」…年5日義務化でも懸念される“抜け穴”は?|TOKYO MX+
この記事では、根本的組織の仕組みを変える、のが先とあるが、
一見ごもっともでも、これは縦社会構造のサラリーマン社会では不可能。
なんで権利や好待遇が、ただその辺に転がってると信じて疑って居ないのか。
そんなウマい話が、何時でも手に入ると思ってしまうのか?
日本に限らない、サラリーマンの厚遇がいかに奇跡に近いか、
それを噛みしめる事を、完全に無視か目を逸している。
そもそも今の企業風土をここまで世界でもトップクラスにした、立役者は他でもない元日本軍の高官や要人が起業した企業ビジネスが起点で、その成長を高度経済成長期に拡大させたことで、今の日本企業の地位が確立された。
この事実は、軍隊式の縦組織の様々な方式を引き継いでいることを意味する。
ひところサラリーマンが「企業戦士」と言われた時期があったように、いや今でも日本人は企業間競争を「戦争」と表現している位に、仕事=戦争という図式に結びつけようとする風土が強い。
上の指摘は、この風土改革を言っているのだろうが、それは不可能と言っておく。
たとえ話として、あなたは今裕福な生活をしいますが、すぐにそうでなかった身分に戻れますか?
筆者も含め、ほとんどのひとは口を揃えて
「そんなの出来るわけ無いでしょう?」
と、小馬鹿にした声で答えるでしょ?
そりゃそうだ。
企業戦士として地位を確立した成功方程式を、たかが数年程度でやめれる程、日本人の多くは柔軟性は無いだろうし、社会待遇面でも飽食を謳歌した者にはダイエットは悪に映る。
サラリーマンと言う、雇用された労働層は個人経営者とは隔離された、エデンの園に居るという自覚が無い上に、その特殊な恩恵を良いことに更に甘い果実を求めている。
このような境遇に立って、自ら気づきあげた「鉄壁の城」の石垣を自ら減らして、軟弱に出来るわけが無い。
その城から飛び出したベンチャー企業が昼夜構わず身を娘にして働いてるのを見ればなおさら、わざわざ火中の栗を拾いにいかない。
その立場を固持する立場はそのままに、抜本的な、とか根本的な見直し、とか言える連中は、
それこそ「チコちゃん」に一括されるべきかもしれない。
どう考えても、矛盾してるやろ?
それを、シレッと言ってのけるサラリーマンの図太さと、
ズルさに、まず気づくことからしか改革は始まらないのでは?