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くろまのパーソナル・ワークショップ

生活の向上をめざして情報共有

NHKまで。魅力の無い街を弄る視線

ビジネス視点

 国営放送局NHKまでも報道した、名古屋市民の「魅力無し」アンケートは、実施した名古屋市当局も寝耳に水だったろう。

 それよりもっと衝撃的だったのは、この地に住む者達のあまりに覚めすぎた反応だったろう。

www3.nhk.or.jp

 

 確かにマイナス面は少なく無い、交通マナーは来訪者にとってもランキングから言っても最悪と言われ続けているし、観光面でも名古屋のは繁華街は、早くに閉めてしまっていた時期があったり、全国のそれに比べて客引きがひどいことは、その筋では有名だった。

www.asahi.com

 百歩譲って全国でもあるあるな話としても、最悪なのは、市民の地元を盛り上げようとする気概の低さが、このアンケートで露呈したことだった。

 

 その低さに他の都市も困惑したり、呆れさえした結果が、今回あちこちでの取り上げ記事に繋がったのだろう。

 

 プロ野でさえ、ドラゴンズが優勝したときは他の地域に負けないくらい盛り上がるのを見ても、名古屋城おもてなし武将隊のアツい演舞に拍手喝采する姿にも、その覚めきった雰囲気は微塵も無いのにも関わらずだ。

 

 他地域からの移住者が増えたからか? 東京や京都へのコンプレックスからか? 質実剛健の気質のせいか、盛り上がるようなテンションの空気を苦手としているのかもしれない。

 

 ひとつ思うのは、工場などの二次産業が主の地域で働く人には、生活する場所であって、衣食住以外の楽としての産業は、あくまで疲れやストレス発散をする場所しか求められなかったことも大きいと言うこと。

 

 その点で他の地域の娯楽産業より際立って、ギャンブル性の高いものが発展したり、個人性の高い娯楽産業に偏ったことで、排他性の強い娯楽は充実しても、周囲から集まってくるような、今時人気の共感性の高い娯楽産業が手抜きになっているのではないか。

 

 名古屋は仕事と生活の場所なのだと割り切って、観光は東へ西へ、また北へと日本のど真ん中にある地の利を生かして、割り切って生きる強かさが、覚めた姿と映っている、と見れば、名古屋人の独自性を説明出来そうだ。

 

 いずれにしても、名古屋市の観光関連の狼狽ぶりはそうとうなものだろう、いやそうでなければならないはずだ。

 

 時間のかかる事だけに、名古屋観光都市のイメージアップは、市民の独自性をどう変えていくかにかかっている。