リタイヤすべきタイミングとは?
最近、いやもしかしたらかなり前から、
リタイヤに憧れる人々が増えているそうなので、考えたい。
リタイヤの解釈は様々だが、大きく見て、
「束縛からの解放」
への憧れと見ているか、
「多様リスクの選択」
と取るかによって、成功の確度は違うということを、
区別できている人がどれ程居るだろう、と感じる。
あと、
経済的にゆとりがある(または採算が取れる)人がリタイヤし易い、
とか考えている人が多そうだが、実はそう考えない人との差は、
意外と小さいとも思える。
だとしたら、区別できていなかったり差があると考える人々は、
おそらくリタイヤしない方が幸せかもしれない。
現実にリタイヤで得られる自由が意味するのは、
「ゆとりを得る」期待をする自由ではなくて、
「ゆとりを作る」を実行する自由であり、
リタイヤの本質が自律を基本としているかぎり、
その成功率は、その人が自律できるか否かで変わるし、
時間があれば実現できるものではない。
リタイヤの動機として、
人を羨んだり自己満足する行為がそうさせるのなら、
それもリタイヤの自由とも言えるだろうが、
自分が一番その成果を解っているはずで、己の客観と自覚が全て
ではないだろうか。
本当に幸せ?「アーリーリタイヤ」の理想と現実~ハッピーリタイヤ入門(中)=俣野成敏 | マネーボイス