くろまのパーソナル・ワークショップ

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NEM不正送金 暗号通貨の「仮想通貨」と認識する落とし穴

安心しきった週末、突如にNEMのネックを突いた漏洩犯罪にぐうの音も出ないコインチェック。

かなり前から、狙われていたんだろうね。

 

これは犯人が誰それという問題より、取引所の暗号通貨のリスクを承知できていない現れに他ならない。

www.itmedia.co.jp

コインチェック、580億円相当の仮想通貨「NEM」なぜ消失 - ITmedia NEWS

 

NEMは安全と言われるイーサリアムより、更にセキュリティは固い点が評価されていた暗号通貨通貨だ。

オーナーがいくらハードウオレットで管理しても、管理元がこの有様では本来のメリットが全く効かない。

他の取引所では起きていないところから、コインチェック限定ハックか、コインチェックだけがおそ松さんだったことになる。

 

そもそも日本では「仮想通貨」と言われるが、「暗号通貨」と呼ばれないために、セキュリティの認識が国内では希釈になりやすい。

その上、投棄熱が加速して更に所有者側の管理認識は、おざなりになっているようだが、多くの識者が言うように暗号通貨を持つことが、どれだけ面倒なことかを自覚して、しかもきちんと管理しているオーナーがいかに少ないか。

 

知人の何人かは、遊びだから少額で放置している、と気楽に語っている。

ホンネもそうならそれはそれで構わないが、

実は、あわよくば一発狙っているとう言う人は少なくないだろうし、

将来性のある技術だけに、この事件の重みをよく考えたい。

 

最も堅固と安心しきっていたNEMが、ようやく価格が上がり始めでのこの事件。

 

これを単に、

「暗号通貨は危険だから、手を出すな」

と言う警告と取るか、

「早い段階で問題が表面化されて、幸いだった」

と、将来性を見据えたバグ処理と見るか。

NEMは、とても将来性のある暗号通貨だと筆者は期待しているので、後者の立場ではあるが、ここでわたしたちは改めて暗号通貨の取り扱いを、深ぼりしたほうが良さそうだ。

 

仮想通貨は管理面で明らかに、既存のカードやポイント通貨などと異なることを、再認識して即応しなければならないし、それ相応に専門概念も理解してなければならないものだ。

 

 

さて、

この会社、つい先ごろまで某有名芸人起用のCMのツッコミ炎上で話題になったばかりなのに……

 

これでは、コインチェックの炎上商法ではないかと、裏読みしたくもなる。

せいぜい暗号通貨オーナーは、つられないようご用心、ご用心。