くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

北欧諸国の壮大な実験

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7月29日までの土日祝日限定、イケアの「朝食盛り放題」に行ってみた! - いまトピ

 

お得な週末だったのね、知らなかった。

と言いますか、IKEAの国内での苦戦が続く中での奇策であろうこのキャンペーンで、人が一時的に増加したことは想像に堅くないものの、果たしてIKEAにとってこのデータがどこまで有益か疑わしい。

 

おそらく、日本の市場をキチンと理解できていないまま、見切りで実施している感は、痛々しい。

名古屋のレゴランドも、日本初参入で話題になって以来、大方の予想通り苦戦中で、一部の小規模企業を除いて喜ばしい結果につながっていない様子。

 

それはさておき、北欧を中心に金融システムに類する事象実験が話題になっていて、耳にされている方もいると思われるが、ベーシック・インカムなどの無労働・報酬の社会的な仕組みについても注目されている。

 

ここで整理しておきたいのは、誤解が生じやすい次の点で、

「働かなくても報酬がある」

ことと

「好きな仕事をして収益がある」

ことが混同されていること。

 

加えて北欧でベーシック・インカムが成立しているのは、類のない高額の税金徴収があっての権利であること。

 

この2点。

 

この誤解が無い人はスルーしていただきたいが、

「え?」

と少しでも感じた方は、要注意。

 

日本に当てはめた場合、後者は全く当てはまらず問題外だし、前者は一部の条件で最低限の仕事すら見つからない日本人にたいして保護の制度は在るものの、悪用を前提としない限り働かなくていいという理屈は通らないし、ベーシック・インカム制度が出来ても対象にならない。

 

良しんば後者は、好きな仕事を追求する世間の抵抗は計り知れないことを踏まえた上で、それに抗う強い意志のある者だけが選択できる道。

 

現実を履き違えずに、物質的にも精神的にもリスクから逃げている者には、安易な道は進まない方が生きながらえる時間は延びるので、下手な博打は打たないのが正解とまでしか、怖くて言えません。

 

念のため「え?」と感じた人向けに書いておきました。

 以上。