くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

日本株下落……クォンツ系投機筋と欧米株の動きとAI

先週の株相場は、中番からVIX指数が数パーセント下がった後少し戻した途端から、欧米株下落追って日本株も大幅下し落し終わった。

注目したのは為替で、先週の為替もドル円がダウ不調に合わせるように徐々に下がると、半年以来の底値を一時更新しユーロドルはその分高反発し、ドル円も後追いとなって久しぶりに逆転乖離の形で終わったこと。

 

クロス円では、ほぼ全域ドル円フォローで唯一ユーロドルが反発を伺っていたが、下がる一方だったが、いままではしばらく米株好調だったためかドル円優勢で、ユーロドルお得意の急反発攻勢が抑えられてた状態に、変化の兆しを見せ始めたか?

 

為替は、来週からどれも中盤スタートで仕切り直しの様相から、株価変動の読みもより混乱を呈しそうだ。

 

こうした動きの中で、好調だった株価上昇が急落するニュースが連続した原因に、一つはクォンツと呼ばれるトレンドなノウハウを重要視した大手投機筋の爆売りがあると数ヶ月前からニュースが飛び交っていたが、それが現実のものとなったのかも。

 

投資市場は、すでにAIトレードがスタンダーになっているとされているが、大手の繰り出すAIが複数同時に売りをかければ、暴落は簡単に起こりうる。

人だけで売り買いしていた時代では、コントロールできた相場は今ではできなくなっていて、ごく一部の投資家を除いてはAIの実行するトレンドにフォローするしか、利幅を伸ばせなくなっている。

 

クォンツ系のトレーダーかアナリストだけがAIのトレードを左右できる日はもう始まっていて、そのスキルホルダーの価値は高まるばかりとの話。

情報分析のエキスパートである、データーアナリストなる職業も注目株だそだが、これと合わせて、ニーズはたかまると思われるが、我々凡人はどうあがいてもAIのお守りさえできない時代になった。

 

こうした現状を認識し、十分理解した上で、人は知的生物としての価値を“再構築”していく必要があるのだろう。