くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

軽CAR規格パッケージも限界がそろそろ……

くろまが軽自動車を重要視する理由は、前にも度々書いていますが世界でも例のない洗練され、厳しい日本工業規格をクリアした精度の高いパッケージの、世界最小クラスの量販車であって、その高度に限られた制限の中で、多種多様なデザイン・カラバリ・エンジン性能、そして何より世界でもトップクラスの安全性を含めたコスパの高さにあるということは、誰もが認めると思います。

軽自動車のジャンルで試され量販されることは、世界でも通じる究極の自動車・理想の自動車像を作ることと同義だと考えていますので、その味方からすれば単に世界におけるガラパゴス規格で一生に付すには、まだまだ奥が深いと考えます。

 

さて能書きはこの辺にして、その中でその進化に貢献する残党の3社(日産・三菱連合は今後期待で敢えて外しています)の中で、HONDAとバイク車でしのぎを削ってきたSUZUKIの車種をベースに、世界市場を狙ったパッケージサイズについて記事ります。

そのラインナップのなかでは、最もホットなジムニーは唯一無二の存在として、世界市場でも注目される車種の一つでしょうが、ご存知の通りジムニーは軽規格の他に規格を超えたシエラが海外でも販売されています。 

SUZUKIは早くから海外市場向けに国産軽をベースに、亜種を多く販売しインド市場では大成功していて、現地専用車も多いのですがジムニー(シエラ)は唯一日本規格ベースの車種として存在しますが、ジムニーとシエラの比較レビューを見ても多くの人が評している通り、軽自動車枠を敢えて考えなければ、シエラのほうがこのパッケージクラスではベストな設計を上手にしているようです。

 

carsmeet.jp

【ジムニー徹底解剖-3】660cc vs 1500cc比較試乗 今度のジムニーは軽よりもシエラがオススメな理由は…… - CARSMEET WEB | 自動車情報サイト『LE VOLANT CARSMEET WEB(ル・ボラン カーズミート・ウェブ)』

 

 日本には規格枠最大に取って、車内スペースを優先した通称1BOX軽自動車が国内でも売れていますし、このジャンルの軽でてっぺんをとることは、メーカにとってステイタスでありトップボーダーラインでもありますが、それ以外の車種が伸び悩んでいる現実からしても、かつてトヨタが軽自動車叩きをした時代を蒸し返すまでもなく、軽自動車規格は、税制優遇以外は市場からも評価されにくくなっている時代背景は無視できません。

今後、各メーカーは国が定める規格の改定まで軽自動車を作り続けるのでしょうか、それとも自主的に軽規格を世界的に通じる規格として進化させる道を選ぶのかは、市場次第といってしまえば身も蓋もありませんが、くろまは可能であればお役所右倣えでなく後者の「自主的な可能性拡大」を目指して欲しいと願っていますが、皆さんはどうお感じでしょうか?