くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

陰謀論・SFの王道舞台、2020年ついに現実に

「さあ! 私達が夢見たユートピアの未来は目の前です」

そんなワクワクさせるようなニュースが、ここ数年で後を立たない昨今、またワクワクなニュースが発信された。

「はぁ? ディストピアって、どういう事!……ユートピアでしょうが」 

私達が考える未来を実現する技術のいくつかが、こうした隠喩で表現されて私達を戸惑わせることがあるが、こうした陰謀めいたニュース表現は、意外と我々の脳には素直に記憶されないかもしれない。

 

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ディストピアが2020年に北京で完成?「社会信用システム」が現実に | ギズモード・ジャパン

 

 ここまでは、「へぇ〜」で済まして問題無い話でも、問題はその先にこうした実例が出てくることで、こうした環境が人々の中で「当たり前」と認識されるようになる事が、最も恐ろしい事。

 

「便利」をキーワードに、大衆から「イエス」を引き出していけば一時的なディスりがあっても、結構簡単に状態化できるので、細かい便利さを積み重ねて「管理体制」を正当化する動きは、これから当たり前に実行されるのは間違い無い。

 

これら「プチ陰謀行為」を広めるのに役立つのがメディアで広められる、常識と流行という名の情報ということになる。

こうした情報戦術には、もう大分前から禁止された「サブリミナル効果」手法があったが、現代のメディア戦略はサブリミナルこそ使わないものの、基本概念は継承されていて目と耳から入る刺激が、脳に入って情報処理される間に細かい情報の蓄積を繰り返すことで、脳を騙してNOをYESへとすり替える方法が実行され、サブリミナル効果と何ら変わりない効果を実現している。

 

また、一年前にアメリカでも実施されたとする、犯罪捜査へのAI導入事例がイギリスでも導入された。

 

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犯罪を予測するAI、イギリス警察がテスト中。あれ、この設定どっかで見た気が… | ギズモード・ジャパン

 

陰謀脳をMAXにすれば、

「陰謀王国イギリスが、陰謀先進国アメリカ中国と肩を並べた」

と言えるこのニュースからも、

 

「利便性」が「危険性」を上回った事例として記憶にとどめておいていい。

加えて、先日中国の科学者が発表した、

「ヒトゲノム編集で、双子の女子を産み成長中」

と言うショッキングなニュースもあった。

 

これらの事実から来る「管理社会」の未来を整理すると、

まずは、西側の常識や倫理が通らない中国で、最先端技術を実行実現させる。

続いてアメリカが世界を網羅したメディア網で拡散・常態化。

イギリスや日本など保守国へ浸透させ、倫理改革のスタンダード化。

先進国へ高額商品として市場拡大。

 

今後、あらゆる陰謀と見られた技術が、商材と化して当たり前に出回る時代が始まっている現実は、一見バカバカしく一瞥して済ませているSFのようなフィクションが、気がついたらノンフィクションになっていても、私は驚かない。