くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

デジタル戦争を乗り切る「空気」という武器

 この米中戦争を代弁する将来を左右する課題が意味する、日本への影響は決して他人事でない上に、本来日本の政府と企業が目を逸らしてきた、米の協力国としてのスタンスに疑問を投げかける識者の意見が、何処まで影響を与えられるかについては、おそらく全くないと思われる。

その根拠は、それ以上の程根幹的につながる日米、いや敢えて「米日関係」のパワーバランスを調整することは不可能な状態であることが、国内での認識不足というか誤りであるという事実。 

 

www.businessinsider.jp

【米中デジタル冷戦】日本は米国忖度だけでいいのか——ファーウェイ排除の根拠は? | BUSINESS INSIDER JAPAN

 

このスタンスを表面上解消に成功したとしても、それは日本の対外的危機を広げることになるのであり、国際問題への隠れ蓑に散々甘んじてきた、日本の国際的劣勢と極めて特殊な立場から、抜け出るのにどれだけの痛みと、歴史的再学習と実践を強いられるか、という自覚の無い発想としか言いようがない。

 

その証拠は、メディアに叩かれる数々の日本外交が示す通り、アメリカに護られている立場でさえ真っ当な国境対策を取れていないことからも明らかで、そんな国際弱者が自立などアメリカから言わせれば、

「片腹痛いわ!」

と一蹴されても、何ら言い返せないほどにオワコンなレンジに成り下がっている。

 

日本人の多くは、神教的に従順で自覚しているより愛国心が強い。

おそらく、いざ有事の際には国の為に命を辞さない行動力は、70年を経ても色褪せていないだろうと思っている。

いまでは、それは天皇陛下に対するそれでなく、変えがたい家族愛への思いにすり替わっているにしても、根幹的な自国愛の指数は少しも変わらず高いはずだ。

 

左翼思想という仮面を被った、アメリカを含む第二次世界大戦時の連合国のプロバガンダによって、一見は削がれたかに見える守るべき者への忠誠心は、数々あった自然災害や人災によってむしろ反発的に深まり、面々と引き継がれている姿を否定する日本人は少ないだろう。

 

その観点で、と言うか一見ガラパゴスと言われた日本独自の価値観が、今後どれだけ正確に引き継がれるかとかの国の将来像が、こうした表面上は国民よりに見えるメディア記事で、どれだけ伝えているかは疑問だが、

それよりもネットワーク社会にあっても以心伝心で伝わる、日本が養ってきた空気感の方が正確に、またデジタルデータでは伝えられない、日本独自の言語としての機能を果たしているのではないか。