くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

人類が月へ行く意味、人類が期待するもの

日本では平成最後の年2019年に、あの様々な物議を醸し出した「人類月到達」の偉業は、無人では太陽系を超え(ボイジャー)有視探査では火星は基より木土天王星海王星冥王星に到達したこの時期に、今更月って? と思う諸氏もおられるかも知れないけれど、改めて最新のCGを駆使し人類月面到達の苦難やリアリティを知ると、やはり偉業だったのだろうか。

異星への到達という点では、月へ行く価値は、行く話題性は目新しくもなく、一民間人でもお金さえ出せば叶うかのような時代であっても、資源・人口問題や軍事的優位性を担保するには、どの国でも最も身近な「ブルーオーシャン」であるのは、変わっていない。

 

むしろ、技術力向上で「本当の意味での月の利用」が現実味を帯びている時代に入ったという意味で、これからが人類にとって有意義で現実的な価値を持つことになるかも知れない。

 

さて、かつて米ソ軍事競争に勢いの結果、アメリカが成し遂げた人類の偉業。

その真偽が最注目されかねない情報が出てきた。

 

www.cnn.co.jp

CNN.co.jp : アポロ14号が持ち帰った月面の岩石、「実は地球由来」と研究者

 

その筋に詳しい諸氏は周知かもしれないが、この研究結果が正しいとすれば、どのような結果が予想されるのだろう?

 

短絡な陰謀論者は「やはりNASAは月へは行っていなかった!」とドヤるだろうし、もっともな現実論者は「人間は月に行けないのか?」と近未来の姿に不安を投げかけるかもしれない。

ただ、この研究結果がしめせるのは、

NASAの月面到達の歴史事実」

の否定に今のところつながるものでは無いということ。

故に上のどの立場の人に対しても、疑問の答えを出していないということ。

 

じゃあ、この石がなぜ「月の石」として公開されたのだろうか?

 

ここからは推論の域を出ないが、もっとも現実的な推論は「沸騰した社会現象を満たせるほどの石の供給ができなかった」

 

のではないか?

つまり、NASAの宇宙飛行士が月へ行った事実はあっても、その成果の象徴としての「月の石」が、当時の月ブームのあまりのすごさに、それをアピールする展示物や証拠として供給が間に合わなかったということかもしれない。

 

 なので、まだ人類は月に行ったかもしれないし、月に行けるという現実的な可能性は担保されている、今のところは。

 

希望をすてず、まずは「民間人初」の月旅行達成の記念的歴史の実現を、心待ちにして近未来の姿を大いに楽しもうではないか。