くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

影響力工作(1980年代)なる心理工作が実在した時代背景

太平洋戦争終結後に陰謀論者にとどまらず公文書にも名を連ねる「MK・ウルトラ」や「スターゲイト」に見られる、心理・洗脳工作、超能力を含む人間能力研究が、アメリカでどこまで実社会に投入されているかはわからない。

ただ、この背景にはアメリカが敵視し続ける、共産主義コミンテルン思想に対する拒否反応が背景にあったためで、アメリカは事あるごとに国民に対し「赤狩り」フラグを根拠に、国家予算をその対策として使っていたとの疑惑が、都市伝説化したものなのだろうか。

事実、当時想像を絶する莫大な予算が発生していたのは、ご存知の人も多いと思う。

それらが何に使われたか、少なくとも今のアメリカは、その割には元気がないのだ。

 

 

「DUPES(Writer:Paul Kengor)」という日本語未訳のベストセラー書があるらしく、ある意味マッカーシイズムの犠牲者として、当時のソ連の対米工作の中で、共産主義者とされ利用された有名人たちの本だという。

実際はソ連には、コミンテルンと呼ばれる思想に基づき行動する者がおり、アメリカでは内情が不足していた結果、コミンテルン共産主義者を分けず赤狩りとして凶弾した背景を暴露しているらしい。

無実で操り人形を演じさせられた有名人が居たことが明るみになっったことで、日本でも共産主義者は当然としても、国そのものがアメリカ・ソ連の大根役者を買った可能性も思い浮かべられる。

ironna.jp

吉永小百合まで「広告塔」に担ぎ出す共産主義の影響力工作

 

くろまを含め実際に係った人でなければ、真実はわからないのだろうが、この活動はどうやら1980年代に、コミンテルン一派によって確立された「影響力工作」なる理論と計画を基に実施された経緯があって、一般に言われた、

共産主義コミンテルン=赤

と認識していた自分からすれば、驚き。

 

かつてアメリカで極秘扱いされた国家の機密文書が公開され出し、一般シンクタンクで分析され出したことで、当時のリアルな事情がやっと明るみになりつつあるが、近代史マニアにとっては、その一環として興味深い。

 

「MK・ウルトラ」や「スターゲイト」が陰謀論者の言う陰謀かはわからないが、1950年代から90年代頃までに、当時の国をまたぎ大学や研究機関の間で、まじめにシビリアンコントロールのテクニックが、話し合われ、社会の流れに大きな影響を与えてきたのは、間違いないとは考えている。

 

これを事実かどうか、証明できるわけでないので、都市伝説なのだが。