くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

日本人が日本人を叩くことに?

国際資本メディアということもあるのかもしれないが、記者は日本人のようで、こうした過ちを「日本人の病」と言う表現をして日本人記者が日本人を問題視する。

書いてある事実経緯は、そのとおりでバイアスがかかっているとも思えないので、基本的に肯定できるものの、一方で日本人としてそのスタンスに疑問符も感じる。

 

web.smartnews.com

大坂選手の「肌の色」や「発言」を悪意なく変えてしまう日本人の病理 (ダイヤモンド・オンライン)

 

経緯をざっくり言えば、

まず、誤解を招く広告をだしたスポンサー企業に視聴者や、大坂選手の管理組織から物言いが入って、問題化した。

 (CMの視聴者からの「違和感」の書き込みはあった。)

 

更に、前者側の認識と後者の主張の騒ぎが、大坂選手を板挟みする結果になった上で、更に朝日などのメディアが誤訳して、ややこしくした。

(誤ったニュースとの認識がこの時点であったか、証明はない)

 

その結果、記事の著者いわく、日本人ファンなどが「完全日本人化版」大坂なおみ選手を作り上げてしまったという指摘。

(フィーバーするファンと、問題視するファンの分別が不確か)

 

※()内は、ファンのその時点の認識を推測したもの。

 

こういう問題は、立場によって視点はガラリと変わるもの。

ちなみに、くろまは日本人で基本的に日本が好き。

一時期流行りで左翼傾倒した時期もあったが、今はどちらも組みせず独自のスタンスをとって、合理的に判断する立場。

その視点で読んで、記者の記事は問題をついていると理解しても、寄り添うことは出来ないと感じる。

 

大きく問題が逸れるといけないので、国内の多くのファンの認識は「大阪選手個人の問題」だと大方が割り切った上で、大坂なおみフィーバーに参加しているというスタンスだとくろまは見ていて、本人もそのファンの認識に配慮した上で、スポンサーへのやんわりとした指摘をしているだけで、それを即座にスポンサーも撤回しているという結果。

その経過で発生した「間違い」に、本質的な問題があるとする記事の根拠は、グローバル視点でみた日本の欠点のように受け取るスタンスの現れということか?

 

日本ファンのありがちな「フィーバー」ぶりに警鐘を鳴らす意図があるとは思うが、たしかに日本人のお祭り騒ぎの時に、トラブルは報道される姿を往々にしてみる。

ただ、本当にそんな単純な問題か?とも思うし、そもそもデモやお祭り騒ぎの際のトラブルはどの国でも必ず起きていて、日本特有とは言い難い。

 

日本人は「日本気質」に傾倒し「お祭り好き」は日本の気質で、ちゃんと盛り上がるべきは盛り上るものの、一歩引くときは冷静に問題を見つける慎重さも持っていて、そのどちらも日本のお家芸なのだから、片方だけ問題化する前に反論の対処も考慮すべきだろうと思う。

 

その上で、当ブログの結論は、

「致命的な問題化」を避けられた以上深追いは無用、各個人で課題を残せばそれぞれで自己完結すればいい話、それを混ぜ返すように大騒ぎする方が何か意図を感じる。

 

 基本お祭り騒ぎでいいと持っていて、お祭りのどさくさで問題は何がしか起こっても、粛々と解決する。

 

それができていれば問題なし、

なのでは?

ただでさえ問題は山積しているし、当事例のように結論できている案件を、必要以上に引っ張るのは、それこそ話がややこしくならないだろうか?