くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

トクヲタ、ドルオタ、作り込みへのこだわりが作る流行

NHKが展開する短編ドラマシリーズ三部作の一つ「トクサツガガガ」(他は塾黎明期ネタとゾンビねた) が、その作り込みの奥深さが評価され、意外にも注目を高めていて楽しい。

 くろま的には「キョエちゃんに叱られる✖️」「チコちゃんに叱られる⭕️」と並んでツボハマりする番組で、最近のNHKは民放の盲点を突いてた素晴らしい企画力を見せつけている。

第6話の衝撃的な生々しい展開に心臓バクバク、最終回のオチへの期待は高まるばかりである。

 

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「さん」付けが相応しい俳優・寺田心さん10歳 『トクサツガガガ』で変わった印象 (ORICON NEWS)

 

さて本題に入ると、本作で再注目されコスプレのように市民権を得ようとするドルオタ・特オタなどのコアオタクは、このドラマが抉り出すように当事者にとって身の回りへの現実的なアプローチは難易度が高い。 

 それでも、その自由を掴みとろうとする姿がなぜか注目されみなおされる背景には、日本人独特の控え目文化が、今起こる周辺国との軋轢への憤りと重なって、いよいよ根本的な見直しの機運が起こっているせいかもしれない。

 

その日本人が培った文化は、アニメ・漫画やゆるキャラ、コスプレなどのキャラクタービジネスを独自進化させ、世界では唯一成功したディズニーをも凌駕するほどのあたらしいカテゴリーを開いたといっていい。

国内では、その可能性はますます広がりを見せ、スイーツやお菓子メーカーで定番商品によるアンテナショップや専用施設が次々と登場し、あたらしいブランドとして大きな成果を出しているという、嬉しい誤算付きだ。

 

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 今後の展開が楽しみだが、こうした成熟したオタク市場の中で、うまくその空気を掴み取った「トクサツガガガ」のこだわりは、これだけではちいさいもの 、あたらしい可能性を私たちに見せつけた、大きな成果だと感じた。