車ヲタは死なず。日本の技術CVT車のある生活
「ホンモノの自動車乗りなら、5MTやろ!」
とか息巻いていた時代も夢の跡、ATとMTのいいとこ取りのCVTが登場してプロドライバーでさえ、電子制御MTでないと勝てない時代に。
「まだまだMTのテクは衰えておらんわい」
とか強がるものの、頭文字DのようなMT車の走り屋伝説は、もう何年も前から良き思い出でしかなくなった時代で、くろまもMT車からCVT車に乗り換えはや十年を超えようとしているが、その間でも日本企業のスバルがCVTを量産化して以来、その進化と普及は凄まじいものがあったな。
とまあ、ジジイの戯言はこの辺にして、今回は自動車の駆動力伝達の要、変速機についておさらいしてみた。
無段変速機「CVT」が輸入車で少ないのはなぜ? 国産車に多く採用されるワケ | AUTO MESSE WEB
実際、くろまの実体験からしてHONDAのCVT車を2台乗り継いでいて、その燃費性能は所有者の満足度を十分に満たしてくれたし、乗る楽しさにおいてそれまでのコーナテクや速さに求める方向から、いかに安全に効率よく走れるか? と言う時代にも沿ったエコ走行やセイフティ・ドライブの奥深さを学べた。
その気付きは、それまでの自分からすれば考えられないネガティブなドライブだったのだが、今思えば「ドライビングの奥深さ」を痛感したし、今スバルが同社CMでテーマにしているような「走ることで体験できる付加価値」をもう何年も前から体現できているメリットの方が大きくなってる自分に驚く。
CVT車は、くろまはHONDA製しか乗ったことは無いけど、5MTから乗り換えて最初は違和感が大きかったし、今でも左手が加減速の時に動いてしまう病気は治っていない(笑)。
だけど、交通規制や車の多い国内の道路と言う現実の中で、しこたま車を乗り回してきた自分にとっては、CVTのメリットの大きさを今でも感じているし、両足ペダルにもなれてよりスムーズな運転ができるようにもなったことに感謝している。
今やCVTは、国内メーカー全てがデフォルト採用しているけど、おそらくメーカーの採用趣旨は様々だろうけれど、5MTやATと比べても安定してきたCVT車を、ドライバーが使いこなす時代は、自動車が在ることで私達の豊かで理想的なライフワークを創る上では、ある意味理想的な装置なのかな、と思っている。