軽自動車・5ナンバー車が売れる日本の市場背景
自動車市場に見られる傾向の変化についてのメモ、
ハイブリッド車の売れ線「プリウス」「アクア」のシェア低下は、「ノート」に奪われたことと、ハイブリット車市場が飽和しつつある姿を指していると考えられ、
自動車のグローバル市場化するなかで、減少する日本市場で「日本専用モデル」の見直しを迫られている。
超人気車が消滅危機!? アクアの将来が危うい理由 | 自動車情報誌「ベストカー」
ハイブリッド車より電気自動車が有利になる背景には、中国製電気自動車・バスの現実が大きく影響するも、中国製以外の電気自動車は実用面で今過渡期で、中国が仕掛けるコスト競争のメリットばかりが目立っている。
たしかに、ハイブリットにしろ電気にしろ、購買層に魅力なのは未来を先取りするステイタスであり、コストは犠牲にされる上に、多少の燃費向上との費用対効果にメリットを見出す程度にとどまっている。
すでに拡大すべき市場として魅力を失いつつある日本市場のアドバンデージは、企業にとってはインテリの所有欲に期待するしかないのかもしれない。
もうひとつ、
日本の市場にも少なからず、既存自動車に付加価値を加え楽しむ「カスタムカー」のニーズは高いが、その市場もインテリ層の嗜好変化によって飾る楽しみに変わって実用面への注目度が高くなっているようだ。
派手さでドヤるデコ車より、快適さと裕福さでドヤれるキャンピングカーが最近市民権を得ているのはそのためで、中高年の浮遊世代には刺さるアイテムとして購買満足度を高めているのだろう。
ただ、あまりに増えると迷惑に思うのが商用系の運送企業で、さぞかし闊歩する無駄にでかいだけの車には、歯ぎしりが止まらないのかもしれない。