主だった日本IT企業がグローバルシェアから脱落する背景
すでにその答えは承知しているはずで「慢心」以外には無い。
問題は、その慢心を省みず、手を打つのが遅らした「怠惰」に尽きる。
「5G戦争」で日本の通信機器業界が世界から取り残される理由 (ダイヤモンド・オンライン)
そのツケは、すでに個人単位にまで及び、日本人ひとりひとりが独自に対策を取らないといけない段階にまでさしかかっている。
政府や企業に責任転嫁すればするほど墓穴は広がっていく、ということ。
働き方を見直すのもいい、敢えて働かない選択肢もある。
なんらか、従来社会へのアンチテーゼ手段を模索するリスクは避けられない。
今の境遇に居座ろうとするかぎり、
ますます政府・企業はその重荷に悲鳴をあげ、
さらに重荷を課すのは目に見えている。
それでも、すがろうとするなら……
その姿は、芥川龍之介「蜘蛛の糸」に在る餓鬼の姿そのものに見える。
生きることとは、人にすがるのではなく自分と闘うこと。
世界情勢は、国内の平穏な空気とは明らかに乖離する。
それを見誤った企業と、その乖離を利用し甘い汁を吸い続ける政府のツケは、
これからも、いいように国民に転嫁されていく。
こうした背景に対し、国民ひとりひとりが、どう闘うか?
「令和時代」が意味するもの、
それは結束が分断されるなかで、個人各々が問われる時代なんだろう。