くろまのパーソナル・ワークショップ

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中国政府による諜報するしないのジャッジ

アメリカ政府が、世界覇権を奪われかねない驚異に、先手を打ったとされるファーウエイ社の通信基幹製品へのバッシングにおいて、その真偽を量る材料が記事になった。

 

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ファーウェイの「中の人」情報窃取疑念への回答 | 通信 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

 

さて、その判断に至るまでにはまだまだ過渡期と言えるが、この取材でどれほどの通信ユーザーが考えを変えるのか?

筆者のスタンスは、技術的な要因よりも、諜報を行う組織の姿勢こそが重要と見ていて、このイギリスへのソースコード公開は、その懸念解決にはあまり役立っていない。

 

これは参考程度だが、国内では最新ランキングでは、国産が上位を取っていて、ファーウエイ上位独占が減っている。

この事実は、日本のユーザーの多くが中国を信用できていない証と言える。

 

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中国に生まれ住まう人々が良い悪いという問題でなく、中国政府の自国の治安を守る行為にしてもそれなりに正当化していい。

 

中国政府は「平時」において諜報を行わない、だから信用してほしいと言う。

 

いつでも諜報しないのは当たり前のことだし、バックドアを仕込んだチップも入っていないかもしれない。

その当たり前なところが問題でなく、政府が有事と独自解釈した途端にその当たり前がいとも簡単に破られて良いと正当化する、身勝手なロジックの存在を問題視しているだけだ。

 

自国民だけでなく関わる国の人々の私的情報までも、国取りゲームを理由に同行していいという、利己的な政府の「緊急時の越権ルール」の発動が正当化できる理由は、私たちには許容できるものではなく、中国経済活動を阻害する以前の問題だ。

 

人の土地に隣人の顔して入り込み、人を送り込んで自分だけの経済活動をする。

加えて、人の土地で自分のルールを正当化して借金漬けする。

 

すでにこの手法は世界に蔓延している。

彼らはそれを模倣し二匹目の土壌にあやかろうとするだけでなく、その罪は他人に押し付け、自分だけはその行為を正当化する。

 

罪そのものは基より、その模倣も赦されてはならない以上、

中国政府のそのロジックは「悪」でしかない。

 

どれだけ技術が優れていようと、独自ルールが適用されるかぎり信用に値しないのではないの?

という、喉に引っかかった小骨を取り除いてもらえるような明確な回答は、

未だされていない。