くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

日本の医療に見る、陰謀情報の取り扱い処方箋

たとえばこの記事をどう捉えるか。

組織の目的によって、効果は様々なので一概に言えないけども、そもそも医療業界そのものが不正まみれであったりするので、どのような見方をするのかは難しい。

 

 ふつうにみれば、ハッキング対策をできるかできないかで始終するだろうが、実際この問題はそれだけにとどまらない。

 

gigazine.net

マルウェアを使ってCTスキャンやMRIの画像に「偽のガン腫瘍」を追加したり腫瘍を削除したりすることができる - GIGAZINE

 

医療に従事する人材の圧倒的な不足からくるもの、病院の方針や予算に関わる不足の問題や、安全性の担保という基本的なものまでさまざまな問題が絡み、しかもそれが秘匿性の高い医療業界の情報の不透明化と相まって、より複雑にその秘匿性が良からぬ憶測を生み、正しい医療を受けられなくなっている。

 

特にひどいのは三大疾病に関するビジネス化で、2人に1人がガンのリスクに……といった乱暴な表現が当たり前にCMに使われるさまは、どうにかしてほしいものだ。

ガン要因を決定する要素を可能な限り広げれば、そのくらいにはなるかもしれないが、逆を言えば要因を「可能性」とすり替えて、余計な医療費を負担させることはできてしまうから、医者と患者の関係をさまざまな形で作れれば、結構な確率で弱みを利用して医療企業のお得意様は増やせる。

日本の医療は海外のそれと比較してもとても進んでいると言っていいが、噂される違法医療など、その独自の進化が不信感を呼ぶのも事実。

これには、日本の医療を不複雑にする医療法人という特殊な制度が最も貢献していると言っていい。

 

正当に医療は受ける権利があるものであって、お願いして施していただくものではないはずで、その意識のギャップがどのようにして根付いたかを、よく考え直す必要がある。

その意味では、国民健康保険制度が「施し」でなく「権利」である意識は欠かせない。