くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

ヒットアニメ作品に託した、作り手の執念

日本がマンガアニメで世界的にもムーブメントを起こして久しい。

筆者もまさにそのブーム走り世代に育って、その渦の中で様々な体験をしてきた。

 

今になって、特に伝説とも言える「宇宙戦艦ヤマト」「機動戦士ガンダム」が、リメイク・シリーズ化して継がれているが、今思えばこれらの作品に制作者側が作品に込めた思いを顧みて見る。

 

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「機動戦士ガンダム」が描いた人間たちの"矛盾" | 読書 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

 

少なくとも、この2作品については、脱戦争からの様々な思いが大きく働いたのだろうし、本来シリーズ化すべきじゃなかったのかも知れない。

 

結果としてそうなったのは、商的事情やファンの期待に応える一面は仕方ないことだし、それを全否定しないまでも、今から見れば当時の技術的、表現力の拙さもあってか、それが叶う今になってリメイクしたくなるのは、それだけ当時からあった何か強い思いや、当時のどさくさで余裕が無くやり残した様々な思いがたくさんあったのだと思う。

 

そういう無念さや感情はアニメに限らず、特に脱戦争世代が当時なし得なかったものを今取り返そうと、明らかにしようと最後の持てる全てを出し切ろうとする結果故だろう。

 

当時の身に余る思いが、今なら叶えられる。

 

その、健気でたくましい想いが、名作を名作にさせたということか。