5G標準化時代への布石
スマホ無しの生活が困難な人が圧倒的になろうとする時期に、政府はようやく本腰を入れたようなので触れておく。
スマホのSIMロック、即時解除義務化 総務省が表明: 日本経済新聞
過去にも、何度か政府はSIMロック縛りの是正に動いてはいたが、Eコマースによる商習慣が普及し、全体の割合に影響が出てきた今、特定インフラや業種の独占化の是正は、市場拡大・自由化を進める政府にとっても危機感と同時に、数ある既得権益の一つを、メス入れに踏み切ったということか。
通信については、今後副次的に新しい産業が派生するため、あえて新規参入のタイミングで健全化に舵を切りたい勢力が、功を奏したとも取れる。
一方で、新たな既得権益の巣窟を拡大する期待もあるのだろうか。
今後、5Gのパフォーマンスを、中国のように国民総監視に使うのか、本来のビジネス多様性拡大に使うのか。
これだけは、大国に流されないジャパンオリジナルの展開に期待したい。