くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

人類が巣立つ宇宙への可能性を否定する、コストとインセンティブ

筆者が「人類は月へは行っていない」という書物を所有したのは、本の裏書で確かめると1992年の8月だそうで、そんな陰謀論が中みくされ出しそれからもう20年以上経ったことになる。

 

www.youtube.com

https://www.youtube.com/watch?v=Qt6o8dzVgjI

 

今でも筆者世代を含め、学校で教わってきた通り多くの人が人類はNASAによって、月に偉大な足跡を残したと信じて疑わない。

 

それが、ネットの情報拡散力によって特にキリスト教圏の人々中心に、月面到達だけでなく、人類の宇宙飛行(これはヴァンアレン帯を離脱した意味で)さえ疑問視する関係者や研究者の発言が、流れ出しているようだ。

 

これを、UFOと同じように都市伝説として片付けるのは、ただでさえ気持ちにゆとりをなくしている諸氏には、楽だし簡単ではある。また、筆者も殊更妄信したりまくしたてる気は毛頭ない。

 

ただ、都市を重ねたせいか疑り深くなっている筆者にとって、引っかかることがいくつかあって、共有したいのであえて取り上げるが、持論から言えばこうした陰謀論には少なからずくみ取るべき真実の臭いがした。

 

その真実が具体的に何なのかは、筆者の立場ではあのモルダー捜査官のように、触れることが許されるものではないが、こうした”ヨタ”情報の中で探すとすれば、上の歴史的記録や映像の真偽がどちらか?という二極性に拘らない必要がある。

 

それぞれに嘘と真が織り交ぜてあるに違いないし、真ん中から入るのはジャッジメントの基本。さて、数え上げたらきりがないので、大枠で2つだけ指摘しておく。

 

肯定派・否定派どちらであっても疑うべき点の一つは、嘘なら開発や運用に捻出されたはずの莫大な予算が、どこに回ったのか?そして、もうひとつ真ならなぜこうも乖離する意見が後を絶たないのか?

 

単なる妄想や都市伝説の話が、ここまで深刻化することは普通無いので、少なかならず現実的な利害が絡んでいるから、ここまで尾を引くのだろうし、真実でなければ都合が悪い人たちが、それぞれの立場で事実化に奔走しているのだろう。

 

アメリカ国民以外の多くの人にとって、月に行ったか行かなかったかに直接の利害はないが、行ったことが実質事実化された今では、その投資効果が薄れた結果、新たな市場への投資が始まりだしたのかもしれない。

 

人の関心や流行を誘導するのは、情報発信者のマストスキルである。

 

ファッショントレンド変化と同じで、最新のテクノロジーでの人類の栄華は次第に鳴りを潜めながら、今度はかつては地動説で翻った天動説をベースにした、最新の理論に裏打ちされたネオ天動説が、私たちを魅惑の世界にいざなってくれるだろうか?

 

 

宇宙旅行へのあこがれや知的ロマンの探求には、少々紛らわしい話ではあるも、少しでも投資効果を上げたいものにとっては、真実がどちらであっても関心が高まれば大同小異でしかない。

 

そしてこれらに学ばねばならないことは、自身が信じることを隣人にも強要しようとする行為が、決して標準でないにもかかわらず、厚顔無恥にも当たり前のように押し付けるジャイアンに象徴される行為に、対策を立てるヒントを求める意味と、どんなヨタ情報に見えるものにも、隠された真実がそこにあると知っておくことだ。