公的公的情報のウハウハとトホホ
公文書データが含まれたPCのハードディスクがネット市場に流出して、転売された結果大量の某県民の個人データが個人の思うがままになった。
県行政は、委託業者の選定に問題が無かったか、今後問い詰められることになるはずであるが、いっぽうでうやむやにされて終焉するリスクも持っている。
これほど良質で信憑性の高い個人情報が、個人の漏洩努力を嘲笑うかのように流出させられる現実に、県民はどれほどの憤りと、行政不審を訴えるのだろうか。
【独自】行政文書が大量流出 納税記録などのHDD転売:朝日新聞デジタル
要は、多くの行政関係者がPCのデータ管理や利用に、未だメリットを十分活用できないスキルであり、不慣れなことに加えてデメリットである、データ管理のシビアなど全く蚊帳の外で仕事に利用している現実が、そもそもどうなのかという点。
まだまともに乗れない自転車に、補助輪さえつけずに自由に乗せている親と子どものような、ありえない図式がそのまま大人のしかも行政の世界で当たり前のように実行されているということ。
当事者は、その立場であるのを自覚もなくただ業務遂行に追われる事を言い訳に、多少のミスは言い逃れできる世界で仕事をしているのだから、こうなっても何ら不思議がないわけだ。
その多くが、おそらく管理規則やスローガンだけを遵守するだけで、実際の防止や管理スキルはまるで教わっていないのだろう。
これは、今注目されている防災スキルと同様の課題をはらんでいて、TVメディアがお経のように災害発生時のニュースでのたまう「命を守る行動をしてください」という意味もない文句で煽るだけで、実用的な指示せず責任逃れするのと全く同じ。
言い訳言うだけに電波使うなら、恐怖を煽っただけ被災者は余計混乱が増すだけなのに、現場のリアルが理解できる立場でもない者が、分かった振りをして扇動する行為は、既に準犯罪級では無いのかな?
話をデータ管理の現場に戻せば、その矢面に立たされたものしか立ち会えない問題と現実があるが、それを一度でも体験しないものに、その恐ろしさはわからないのと同じで、他岸の場所から声だけ張り上げる立場に居座り続けるものの声を真顔で聞いてはいけない。
例え経験が無くとも、自分の頭で考え、他の意見を恐れず工夫と行動をする気もない人間が、自覚もないまま世に存在しているが、分かったら対応するのが普通だと思える人間に成れるよう、自分の目と耳で得たものを、自己判断でリスクを取って行動できる人になりたい。