くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

情報源を今こそ見直す。情報の遅れと行動の遅れ

例年ならば、桜の開花情報で話題が持ちきりの早春に、全く想定外の話題がオールドメディアがこぞって垂れ流す姿は、メディアにとってはまるで撮り溜めた録画番組を垂れ流すのと同等に、楽な仕事だろう。

このまま不遜が続けば、今にメディアも社員出社制限が始まって、深夜の時間つぶし番組よろしく、古い情報を使い回すかもしれない。

 

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新型コロナ報道は「過剰」――消費者からの不満浮上、データで明らかに (1/2) - ITmedia ビジネスオンライン

 

タラレバはこれくらいにしておいて、常に更新することが生命線の緊急情報が、集計に時間をかけてしまう習慣が、無価値になったり最悪致命的にさえなる現実を、これらオールドメディアはどこまで理解して、番組を作っているのだろうか。

 

一方で、情報を受ける側も緊急事態においては、不慣れなこともあって、どれだけいい加減であろうと、真に受けてしまう心理状態に陥りやすい点でも、より責任と公平な情報を公共放送機関はシビアに行動しなければならないのだが。

 

現実は、こういう混乱期にこそ信頼を勝ち取ろうとする、個人ジャーナリストたちの足で稼いだ情報の方が、むしろ信憑性が高まってしまうのは、皮肉な現象である。

 

視聴側も、この不思議な現象を敏感に察知して、その潮流に乗っていく柔軟性を持つよう要求されるが、そのためにも被害者意識を捨てて、ある程度のリスクを被りながら、選択の自由を最大限行使する良い機会でもあり試されていると心得る時期である。

 

統計情報は、例え正確であっても、見る側に精神的な偏りがあっては、まったく意味が無いのだから、時間の無い時に見たり不安な時に受け取れば、当然見誤りかねない。

 

精神が安定したときに、集中して情報収集し、古いにかけ、5W1Hで考えるのが基本であり、それ以外の状況で処理したものは、切り捨てた方が安全と言える。

 

 

 その新規開拓すべき情報源とは、探し比較してみると非常に限られていると解るが、1つは統計を時間軸と比較の根拠を明確にしている識者があげられる。

 

人と意見交換するときも、双方の話し合うルールを取り決めた上ですべきで、間違っても井戸端会議で交わしたような情報を基礎としても意味が無い、女性はこうした独特のコミュケーションで情報共有するケースが往々にしてあるが、確定情報を共有する際にはとても有効だが、そうでない場合は逆に仇になりやすいので要注意だ。

 

 

自分でそこまでできれば言うことは無いが、現実はそうでない人が殆どのはずだろうから、緊急事態には理系専門家で、素性が誰にでも明らかな識者の情報を参考にすればいい。

 

ただし、そういう識者でも知名度や肩書だけでのさばっている、ナンチャッテ識者・タレントにはハマらないよう注意したいが、因みに筆者が信頼しているのは、高橋陽一郎氏と武田邦彦氏である。

 

その根拠は、前者は経済金融のスペシャリストであり、後者は科学的論理思考には定評がある。

また、メディアに頻出しており検証比較しやすく、専門家として一貫した実績と、人の意見にブレない普遍性があり、何より同業者やジャーナリストからも頼られている稀有な存在、情報源として信頼できる。

 

他にも、信頼できそうな識者はいるだろうが、何れにしても完全に信用せず、あくまで最終判断と行動には相応のリスクをとった、自分自身の行動が全てであることを、

忘れてはならない。