くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

明日にも見えだしてくる、この日本の行方

アメリカ政府は本気で中国経済圏を破綻させかねない、中共政府潰し取り掛かった思われるが、イギリスが続いて中国5Gを見限ったことで、EU諸国がどこまで反発できるか、いよいよ体力勝負の段階に入った。

 

日本は、相変わらず中国忖度の常態から抜け出せないだろうが、その間で世界での中国政府の風当たりがどこまでかわるか、日本が取り残されない事を祈る。

 

news.yahoo.co.jp

5G 英が中国製採用取りやめか - Yahoo!ニュース

 

中共政府はコロナ経済疲弊を他国に先駆けて、抜け出したという表明をしたものの、国内の市民の開放を緩めただけで、国内産業は海外貿易が実質停止しており、瀕死の状態だ。

 

世界の商業復帰は、どの国も同じようなもので、最もウイルスの混乱を統制できた台湾が、ようやく国内需要が改善を始めたばかりであり、中共政府が自国の経済活性化したなどとはただのパフォーマンス過ぎない。

 

そこに来て、それまで中国コスパにあぐらをかいていた各国の企業は、そのまま中国製造業に依存し続けることはあるだろうか?

 

他国より日本こそ、ますます国内デフレ化の助長をさせかねず、製造大手や商社大手の赤字を埋め合わせる手段に、中国企業の要求をのむ事があれば、そのツケはこれまで以上に日本市場に回るということだ。

 

その流れを見過ごす公算が、日本企業の中国を甘やかし続けてきた過去のやり方を見てくると、そのまま続けてしまう危険性が高い。

 

目先の赤字を短期で解消させるという暴挙に走った企業は、自分の経営サイクルを見誤り、自転車操業と同じ誤りに気づかないまま、かつてのデフレスパイラルに帰依しかねない。

 

恐ろしいのは、その愚行を自覚していながらやめることが出来ない企業であり、その愚行が政府の緊縮財政を正当化させる温床となり、官民ずぶずぶの違和感を感じない経営感覚から脱せられるかだ。

 

 

まだITシステム化できる余地があるところは合理化できるかもしれないが、出来ない業務は人件費を削って貴重な人材を削らざるを得なくなる。

 

結果優秀な人材は、本来の価値を計られることなくIT企業に叩き売られ、そこから漏れた者は低いコストに甘んじてでも職を得なければならなくなる。

 

完全に仕事の選択権は、一部のIT環境に適合できる業態の傘下に下る企業と、ITスキルに長けた外資系大手に有利な市場化が、加速することになる。

 

日本は、国業態内製化100%を実現しなければならない時代にあって、加えてデジタル化が急務というスタンスを強要されていく空気の中、最も不得手な日本がどう闘っていけるか、そのために政府行政が、建前だけで無く根本的な旧態的な政治家の人事構造を、政府主導で変えていかないと追いつくことさえままならないだろう。

 

変化への対応力、この実行が最も不得手なのは国民より政治家である日本は、それでも今すぐに入れ変えてでも臨機応変に動けるのか?

 

与党は自分の内蔵をえぐり出し、身内の腫瘍を取り除きながら、外部の野党を全廃しながら、日本経済国家というボロボロの家を、明日にでも来る台風に壊され無いように修繕しながら闘っていかなければならないということだ。

 

そして、その間のも親に頼らず子どもだけで自活するかのような、ウルトラCをこなさないと、明日の生活さえままならなくなるが、もっとも足を引っ張りそうなのは、現状維持を最優先させようとする、一部だが影響力の未だ大きい富裕層と高齢層だろう。

 

コロナウイルスからの驚異は薄まりほぼ解決したがそれが本丸でなく、そのどさくさで進行した世界的な組織構造改革が、進行していた事が本当の有事であり、これ以上何人であってもその対処に集中することを、邪魔をする者は害でしかない。

 

今まで頼ってきた政府が、変化について行けなくなるなら、もう邪魔者でしかないのだし、経済的な余裕によって補償され、危機感をもみ消そうとする富裕層が居れば、それも無視して構わない、国民はそのくらいの気概が必要だろう。