くろまのパーソナル・ワークショップ

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カリスマ無き ”セブン&アイ” 突然、阪急・阪神グループとの提携発表

 

コメント1

10月6日のWBSで、創立以来初の中期3か年計画、井阪隆一社長の発表で、

『鈴木体制との決別のため、鈴木名誉顧問には報告なしで決行する』

とコメント。

百貨店・スーパー事業(SOGO・SEIBU)に進行したものの、営業利益の8割が相変わらずコンビニ事業に依存する体制を刷新し、ノウハウを関西大手から吸収する狙い。

なんでもやを目指したOMUNI7(ネット通販事業)が楽天・ヤフー・アマゾンなどネット大手の対抗馬としていたが、逆に解体できずにシステム起点の戦略に失敗したことを認めたうえで、お客様との対話、オープンプラットホームの発想へ移行したいとの考えを訴えた。

一方投資関連筋は、セブンイレブンの強い訴求力に一本化して投資家の訴求力を高めるべきとコメント。

 

コメント2

ヤッホー・ブルビールーイング新商品試飲会から見る、市場に受け入れられる商品開発の考え方に共感。

新商品『SORRY UMAMI IPA

歌舞伎役者のデザインがいかにもアメリカ発っぽい。

(10月18日から全国ローソン・ポプラで限定販売される)

 

ビールは酒税の高騰によって企業努力による市場開拓の過程で独自に進化してきたが、それによって、のどごしを楽しむから、味を楽しむ方向性に注目が集まっていて、それがクラフトビールという選択肢につながっている。

 

ランク1位は、よなよなビールでクラフトビールの定番と言われ柑橘系の香りが特徴。

IPA(インディア・ペールエール)は苦みが強いのが特徴で売る上げランキングでもランクインが最も多い。

ヴァイツェン白ビールの代表でさっぱりした味わいが特徴で5位にランクイン。

 

実はこのビール開発ストーリーは、テレ東のガイヤの夜明けでも放送され、かつお節をベースにしたIPAビールとして異彩を放っていたが、同社が積極的に開催する試飲会イベントを、口コミ・SNSで拡散を狙うとともに、ダイレクトに試飲されることで市場のトレンドをリアルタイムで商品に反映できる最強のメリットを生み出すのがミソ。

 

ビール77円、発泡酒47円、第三のビール28円だったのが、一律化されることで、ビールの酒税原価が下がると期待されているのだ。

ここで追い風と期待されるのは、酒税の見直しで、まだ1%程度のクラフトビール市場の拡大のカンフル剤になるだろうか。

 

その他

空売りファンド企業のコメントに踊らされないようにすべし。