ダウ・日経平均株価暴落で学ぶ絶対的なルール
ようやく日本国内でも「資産運用」が定着しだした昨今、
年始め順調に見えたダウ・日経平均株価の緩やかではあるが上昇傾向。
2月に入って予兆無しの歴史的暴落は、
いつかバブル崩壊との予測がされていたにも関わらず、
大方の投資家は、対策を取れないうちにズドンと落ちた。
これは計画的というより、
相場の空気熱を読めた者と、読めていなかった者の、
決定的なスキルの差として出たものだ。
株価崩壊は当然だ──アメリカの好景気はフェイクだった | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
その結果を受けて、上のような分析筋のニュースが駆け巡って、
今後、悪影響はジワジワと市場にでてくることになる。
ダウや日経平均株価は、文字通り単一の株商品でなく、
代表株銘柄群の平均値を表すのもだが、これらさえ商品となっていて、
株のを中心に、様々な組み合わせで複合的な金融商品が作られている。
それらの商品が、相場をより複雑に精密にしていて、
本来専門家でさえ正確に予測できなくなっている。
その相場を唯一操作するチカラをもっているのは、
最もお金を持っている一部の投資家だけだったが、
ここもう何年か前から、AIを使った自動売買プログラムが、
値動きをより難解にしている。
今回の大暴落も、異常な相場にAIが過剰反応したと言われるが、
そのきっかけを作ったのは、
最初っからこの暴落を仕掛けた人によるものだろう。
彼らからすれば少額投資をする、大半の投資家は、
大投資家なる仕手筋とAIたちの仕掛ける、
空気を読めるかどうかが、
ささやかな利ざやを稼ぐ唯一無二のルールなのだ。
ゆめゆめ、彼らを出し抜こうなどと、
無謀な妄想をしても無駄な話だ。