くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

F1フォーミュラー1、自動車レースの頂点の変貌

久しぶりにF1の試合を気にして見ると、ずいぶんと変化が出ていると感じる。

くろまはHONDAが抜けて以来、あまりF1には関心を持てないでいた一人だけど、単にメーカーにこだわっていたわけでもなく、一つの時代の節目を実感したからに他ならなかった。

 

レッドブル 「リカルドはMGU-Kを完全に失っていた」 / F1モナコGP 【 F1-Gate.com 】

 

改めて見てみると、相変わらずエンジンサプライヤーとして、フェラーリルノーは健在と言えるし、HONDAも復帰しているのも知っていたが、戦績の経緯を見ていると、レギュレーションの改定などあったのもあり、エンジンサプライヤーの戦績に対するアドバンテージは小さくなっている印象。

 

世界的にも自動車などの移動体において、レシプロエンジンの位置付けも弱くなっていて、EVカーのレースの注目度も出てきている中で、レシプロエンジンに要求されるものは、変わっているのもあるが、F1においてもパワフルなのが正義では無くなっているようですね。

 

どちらかといえば、スポンサーのイメージアップという縛りが強く意識され、そのためにも長期的に勝てる総合的なシステムを作れるチーム作りが必須になっているせいか、昔のような「とんがり感」「カリスマ性」は無くなっている。

 

クルマのエンスー性を求める人は確実に減っているんだな、と少々クルママニアには寂しい思いをしたし、いよいよ自動車はより道具としての意味合いを強めているのだと、改めて認識できた。

 

クルマそのものが目的では無くなって、目的に沿ったクルマがより求められる時代に、今後F1というクルマの頂点であるカテゴリーは、どこに向かって行くのだろうか。