くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

UFOやエイリアン存在の意味とその真実

かつて、くろまはUFOやエイリアンの陰謀論にどっぷりハマった口で、今でもその深い沼から足が抜けていないほどのマニアだったのですが、その一方ではあまりに深い麻薬性や宗教性に危機感を感じるようにもなりました。

 

このような都市伝説的な情報は、元から否定しておけば実害はないのですが、妙にリアリティのある話に妙な魅力があったせいか、通読した関連本は数百は降らず、一時期は実家の床が抜けると叱られた程、その手の本を捨てられずにいたほど、陰謀論にどっぷりハマっていた時期がありました。

 

ハマった根拠は、正直現実逃避もありましたし、娯楽の意味もありましたが、あるときからぱったりのめり込まなくなったのも事実で、それは現実社会にそれらの要素は多分に潜んでいて、わざわざUFOや謎の闇組織のせいにする必要はないと気づいたからです。

こういう立場なので、陰謀論の肯定派否定派そのどちらの心情も汲み取れるバイセクシャルな立場としての陰謀論を展開しようと考えたのです。

 

さてさて本題ですが、陰謀論で最も入りやすいのはUFOとエイリアンのネタでしょう、という事で、持論を展開していきましょうか。

UFOや宇宙人などを不可解なものの象徴として捉えるのは、日本人が特に多いのではないかと考えますが、これは私たちが当たり前に考える「八百万の神」や「ひとだま」「言霊」に挙げられる、見えないものに自らの精神性を反映させる慣習が大きいのだと思います。

 

海外でもUFO信者や陰謀論者は存在しますが、彼らは日本人より現実的な解釈をしていて、人種差別や貧富格差から政府や国家に対して不満を抱いていることが、大きな原因な訳です。

 

いずれも共通するのは、目に見えないがあるように感じられる何かや、あからさまに実証できない不満の象徴としてUFO教のようなコミュニティが出来上がっていると見たほうが自然だと思っています。

 

UFO陰謀マニアにとって有名なセリフがあります。

 

「真実はそこにある」(本来英文。日本語訳だとちょっとニュアンスが異なるかも)

 

これは、ご存知のかたもおられるでしょうが、かつて日本でもヒットしたFOXTVドラマ「Xファイルズ」で壁のポスターに書いてあるスローガンです。

ドラマでは、象徴的に使用されていたコピーでしたが、まさに自分たちの身の回りに見過ごされている事実が存在する、と言いたいのでしょう。 

 

最後に、「陰謀論信じるか信じないかはあなた次第」ですが大事なのは、それぞれの人生や生活において単に盲信せず、信じる価値があるかないかを自分の尺度で天秤にかけることの重要性です。

 

なぜ重要なのかは、自由社会や自由経済圏において言う「自由」の解釈が違うように、得するか損するかの基準は人によって様々で、集団で判断できるものではないからです。

信じた結果は良くも悪くも必ず自分に返ってくるし、それによって人間関係を良くも悪くもする、一種の踏み絵(今は絵踏みと言うそうですね)であり、その人の真実を試されるものですので、より個人判断の影響はシビアになりますが、結果やその集大成によってしか未来は動きません。

 

その事実を俯瞰の目で観察し、理解し、誘導できる者が神として存在できるというのは、陰謀論者でなくとも容易にご理解いただけるのではないでしょうか?