くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

日本が集られるのは、誰のせい?

世界をまたにかけた、集りテクニックの応酬。

こういう状況になっているのは、某国の陰謀と言いたくなるほど、貿易不均衡の悪評は高まるばかりです。

今度は親米の日本に対して、トンデモな言いがかりを画策するまでになっているようで、こんな陰謀を露骨にのたまう政策は、もうハリウッド映画のB級サスペンスものかファンタジーの域に達してると言いたいほどです。 

 

記事は日米間の話ですが、太平洋戦争がらみの日本戦犯扱いの集りは、これに始まったことではなくて、韓国の従軍慰安婦問題に始まって、中国の南京虐殺も日本の国際的立場貶めの政治利用にされているのは、みなさんもご存知の通り。

 

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「真珠湾攻撃忘れないぞ」 米大統領、会談時に安倍氏へ圧力 - 共同通信

 

最近の米トランプ大統領の、手を変え品を変えての周辺国の経済圧力は、周知の通り今までの安定した経済状態を覆し、米優位の状態に誘導しつつある中、従来友好国と自負(というか一方的に日本がそう思い込んでいたフシはあるが)していた日本にも近いうちに何かあるとは噂されていたが、まさかリメンバーパールハーバーをネタにしてくるとは、まさに晴天の霹靂・寝耳に水です。

 

アメリカは古くから、日本は集りやすい国だと踏んでいたのでしょう。

事実、これまで大抵の圧力に対し文句ひとついってこなかったのですから、だれでも味を締めるでしょう?

 

「金や技を出すので、私たちの本意を汲み取ってくださいな」

とても奥ゆかしい日本人らしい主張ですね。

 

ただ残念なことにいくら日本が正当性を訴え、マネーという“誠意”を示そうと、口をださなければそれは永遠の集りを承知したのと同じということです。

私たちは「忍耐」を美徳としますが、世界において忍耐は「沈黙をもって認める」ことと同意であり、沈黙を続けながら一方で無言の要求を悟ってほしいなどという、日本独特の「察する」概念は、理解されることは永遠にありません。

 

それじゃ反撃しようとしても、すでにアメリカによって完璧に武器は認められず、統制されている今じゃ、手も足も出ませんから。

 

世界で軍事的に不利な立場の日本は、経済や文化の切り売りで存在感を示してきましたが、そろそろ限界に来ていて次の一手の手段を持っていません。

極端に言って日本の選択肢は、この先の潜在力で先進国のふりをつづけるか?

勢いのある途上国に抜かれ、属国になるかorz? になりかねません。

 

実際にそうならなかったとしても、その空気だけで優秀な人材は日本を離れようとするでしょうし、ますます日本の空洞化は大きくなるでしょう。

 

もう一度問います、

この状況をつくった某コメ国の陰謀として、反撃すべきなのでしょうか?

 

それとも、

他国のように、結果の出ないデモや反乱を起こすこともなかった結果、

そのような状況をつくった私たちは忍耐すべきなんでしょうか?

 

最も問題なのが、いずれにせよ何もせず行動しないこと。

 

これは今社会問題にされる「いじめ」と同じ本質を持っています。

沈黙・忍耐することで、共通認識を持てる国内でさえ問題クリアできない上に、他国との問題解決には行動力が不可欠で使い分けが必要なのに、それができるわけがありません。

(もしかしたら、日本人が英会話を苦手にするのには、こうした行動様式が根底にあるからかもしれません)

 

「陰謀の本質」があるとすれば、問題を隠して騙すのでは無くて正面突破を避けうやむやにすることにあるでしょう。

仕掛ける側にも問題はありますが、受ける側に致命的な本質問題が解決できていなければ話になりません。

 

正面突破もせずにうやむやにして解決できる問題などひとつもないのに、見て見ぬ振りをしてさらに集られ傷口を広げていく姿は、端からみても滑稽に映りませんか?