くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

職場内の会話が減る中で、行動する人しない人の差

企業の性格にもよるとは思いますが、仕事中や休憩中での会話やコミュニケーションが少なくなる傾向にあるように感じます。

下の記事は、長年「企業医」として働く人の健康を見守ってきた方の手記ですが、同じような印象を持たれていることから、少なからず働く人の間でも同じ印象を抱かれていると思いますが、くろまはいい傾向ではないと考えます。

 

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メンタル防衛に必要なのに、職場から消えたものは「雑談」と...|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

 

中には、短い余暇くらいひとりで集中したいと思う人がいるようなので、敢えて立場を明確にした上で進めたいと思いますが、この減る傾向を社風のせいにしている方がいらっしゃるようで、そういう方は会社の福利厚生面にも不満を持ってもいるようです。

 

さて専門家が危惧する「雑談」の質や量の低下が、企業にとってはマイナスに指摘されるケースが多いようで、かつての現場を知っているベテランからすれば

「あの頃とは違うなぁ」

としみじみされる方も多いでしょう。

一方で、個人化が進む傾向の今どきを、リアルで過ごしてきた比較的若い世代には、全く響かない話で、むしろ違和感や抵抗さえ感じるかもしれません。

 

また、女性より男性のほうが、性質的に見ても実際観察してもコミュニケーションを避ける傾向は否めませんが、最近は女性でもこの傾向が高くなっている気がして、心配にもなります。

ただ、男性は特にですがコミュニケーションによって繋がりや人間関係を重要視する、女性に顕著に見られる性質は、とても学ぶべき事が多いように思うのです。

 

元々人口密度の高い日本では、どこへ行くにも人との関わりは避けられなかったこともあって、評判や噂で簡単に価値が激変する社会である以上、事実関係を重視するだけでは、企業や人の価値はコントロールできない特徴があります。

いま女性の言動が経済効果に大きな影響力があるのは、女性本来の選別眼とネットワーク力が安定しているからで、女性が無意識に行っているこの行為によって、これからの経済も動いていくと予想できるので、特に不得手が多い男性や個人化傾向にある女性には、社会に関わる以上はスキルとして、使えることは大いに武器になるでしょう。

 

このスキルは、本能的にではなく意識的に使えるようにするのが、より望ましい様です。というのは、メディアと企業のより緊密化が進む現代や近未来では、情報の良し悪しが「善悪」という単純な判断ではできなくなっていますので、本能的に行っているだけでは、不利な情報に傾倒しても気づかなくなるからです。

ただ、本来人間が持っている本能的な危険察知能力は、今後も無くしたくない重要な才能ですから、直感的に動くこと全体を否定するものではありませんが、情報を共有する行動をスキルとして意識的に利用する点で、とても大事だということです。。

 

これからの社会は、AIのような処理能力の高さがより優位性を高め、より個人の際立つ判断力が勝敗を分ける事になると考えられますので、人が中心の社会をよりよく生きるのに、人同士の関わりに関心を持ち、情報共有することはとても理にかなっていて、それぞれの人生を豊かにするので、苦手意識が強い人は今から慣れていくように心がけたいものです。