くろまのパーソナル・ワークショップ

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仮想通貨の、今後の投資価値ゆくえ

 仮想通貨の急落をうたう記事や、テクニカルで収束後に大幅下落の速報が強調されだしている。

仮想通貨技術は、大きな評価や将来性が期待されているにもかかわらず、いざ投資価値としては、将来性に関しての評価がますます低くされている。 

(注:少なくとも国内メディア情報のトレンドでは……海外筋は市場の自由度はまだ高いという見方も多いよう)

 

仮想通貨急落で時価総額1.8兆円減少・リップルは重要支持線を抜ける|仮想通貨市況

 

ここ一年の現状を見て、まだ投資価値を見出すものには、大きな試練の時期と言えるし、筆者も基本ネガティブ派でことあるごとに叩いてきた。

 

ただ、もし今後可能性があるとすれば、年末以降の大量売、激安価格からの高騰というシナリオが起こるかどうかでほぼ決まると考えている。

要はパトロンとなりうる大手投機筋が、乗るか反るか次第。

 

ここ数日の急落は、仮想通貨に限ったことでなく株先物全般に共通して起こっていることから見て仮想通貨単独の値動きでは無い。

 

見るべきは、年末に向けて上がると見られる株の動向で、仮想通貨がついていくか、乖離するか、という点。

 

いま、先物投機筋が大きな売りと買い戻しをしかけその成果が芳しくないらしい、その動きに振り回され、今日の全面株急落につながっている。

来年度に向けて、少なくとも年内この動きはまだ止まないと警戒されているので、その間に仮想通貨はますます不安定な値動きをすると考えられるが、予想外にも大きく株先物の動きに反応する動きがあれば、もしかしたら円のような一時的な資産退避手段として生き残る可能性がある。

 

ただ、仮想通貨単独での資産価値や魅力は期待しないほうが無難で、あくまで他の資産運用のいち部としての投資と割り切って投資すべきで、全額投資しか選択肢の無いものは小遣い稼ぎも諦めたほうがいい、というのが当面の見方。