くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

精日を知り、日本を知り、世界を広く考える恐怖

精日という言葉が中国にあるらしい。

平たく言えば中国内では肩身の狭い親日派のことだそうだが、そもそも中国政府は強者にはへりくだり弱者には強行し放題の姿勢で一貫しているので、日本は特別でなく、それらの対象の一つに過ぎないことを理解した。

 

中国で日本人に共感する「精日」が急増中!? 中国人が「ギャップ萌え」する理由とは? | ダ・ヴィンチニュース

https://ddnavi.com/review/518987/

 

まあ、中国政府のプロバガンダは知られている通りで、なんかの映画ニュースで見たが中国版「アルマゲドン」みたいな宇宙ものの新作が国内でメガヒットしてるらしいが、ドイツが道を踏み誤った黒歴史を、「繰り返す歴史」みたいに寸分違わずトレースしている事実の方が不気味で気持ち悪い。

 

この解釈に至った理由に、筆者はドイツのそれについてヒトラーそのものが悪だったのでは無いと解釈しているが、こうした「悪の枢軸」をでっち上げる筋書きやプロセスはセット化されて繰り返されるということ。

たまたま1930年代ではナチスだっただけで、その後もイランだったり北朝鮮だったり対象を変えて「勧善懲悪」のシナリオを目的に応じて変えていて、ロシア(ソ連)・中国は、資本主義国に対しての「悪の枢軸」であり、イラン・シリアは、宗教対立に対してのそれと言うように、複雑に絡ませて善悪による経済ギャップを演出し、優位性を高める仕組みが実行されているんだろう。

 

そのシナリオの中で、各国が優位性を争っていて、ロシアは共産主義に資本主義を織り交ぜたことで矛先を逸らしたように見えるが、中国は資本経済の仕組みだけをお得意の「パクリ」で社会主義を中国流に取り込んで優位性を高めようとしている。

アメリカはトランプ大統領が関税措置で無力化しようとするも、国内民主党の異常なまでの抵抗の対策に追われて、中国の本丸に集中できない状態。

日本は、中国・北朝鮮・韓国連合の「いわれのない謝罪・拉致・賠償請求」を迫られ、大人対応に限界を感じつつ、中国の出方待ちの状態。

欧州連合は、上の三連合と比べれば至極真っ当で大人だが、イギリスEU離脱で経済立て直しで精一杯のところを、中国がその後釜を虎視眈々と狙っている状態。

 

イギリスはチャーチル、いやそれより前時代から「三枚舌」と言われるほど、このどさくさにおいても天下獲りを諦めずに、後出しジャンケンで勝とうと余念がないが、さすが最古の王国利権ヒエラルキーの奥深さを感じる。

 

これらの全体像から推測できるのは、アメリカとイギリスの仲が悪くなっているのと、日本とアメリカは根っこでも協調して対処しようとしているということで、欧州勢の古参資本主義陣営と、アメリカ・日本+アジア新興国での新参資本主義陣営、ロシア+中国(以下2国省略)の社会主義陣営の図式。

筆者はイギリスを敢えてそれらから別枠で考えている。

 

あまりに大雑把だがざっと整理すると、今噴出している諸問題が理解しやすくなるないかと、いかがですか?

 

昔は陰謀論者だったけど、その時語られていた陰謀の数々って、今まともに考えても、固有名詞以外では結構ファンタジーでもなんでもなかったんだな、と思う。

数々の陰謀のネタは鵜呑みにしない、比喩であって人間が介在する以上なるべくして成る結実であり、人は悪魔よりタチが悪い生き物と知れば、十分だ。

 

真実は「目の前」にあるのに、見る側が背けているだけなんじゃ?

国内時事ネタの「統計問題」でもわかるように、我々は自力に余る問題の前では「誰もが逃げる」んだよ。

人間は、自分の知力の範疇で理解しきれないことはには、空想化したり無視をする弱くてズルい生き物なんだろう。

 

ここまで書いた上で最後に、中国の動きが目に余ると思っている1人だが、今言われる常識にとらわれず見れば、ある意味アメリカや中国は今の真実と闘っているだけで、欧州や日本は目を背けようとしているだけなのかもしれない。

この点は、反論が出ても否定もできないけどね。

 

世界を見渡すのに極めて限定的な「常識」は、もはや冷静な判断を阻害する「悪」でしかないことに、自分を含め何人の人が自覚して行動しているだろうか?

それを考える方が「ワタシハ、オソロシイ……」