中国台頭が負担になる、日本や台湾の声はどこまで届くか
ロシアが年次報告で日本とアメリカに対する大枠の方針を発表した。
一見は日本に未だ脅威とは見られない話題だが今のところとみていて、一部でしか懸念されていない国内の社会主義化傾向からみて、ジリジリ詰めが始まってきたともいえる。
アジア諸国市場における、中国・韓国北朝鮮と日本のパワーバランスが問題視される中で、日本に親しい台湾でも中国の過剰干渉に悲鳴を上げているが、この姿は日本においても影響力があるのではないか。
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中国は相変わらず半島2国を巻き込んでアジア覇権を進める中で、日本は韓国・北朝鮮問題、台湾は本土中国との軋轢を抱え、その両国にとって頼みの綱のアメリカは共和党・民主党がチキンレースが続き、どちらも一歩も引かない混乱状態に、トランプ大統領の采配はどこまでアジア親米国に恩恵を残せるか。
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アメリカに右ならえだった西洋列強国にも、不協和音が流れる。
古くから中国と蜜月だったイギリスは、いよいよ「3枚目の舌」を現しだした。
最近のファーウエイは、アメリカの思惑をよそに盛り返す気配を出しているが、その裏ではイギリスが一枚噛んでいる可能性が出てきた。
そうなると、両国に縁の深い香港もいよいよ社会主義のしもべ化の道が強くなってくることは目に見えている。
まじめに国を進化・維持する努力をコツコツ続けるアジア小国にとって、列強国は1800年代から続くアジア市場戦略の手を緩めない、加えてアジア最大の中国は独自の戦略を強めている。
「頑張れ香港、自主の道は険しくとも希望を忘れるな。」
と、ささやかながらもエールを送りながら、同じ問題を抱える日本と台湾・アジア小国にも最後まで希望を無くさないようにしてほしいと願わずにいられない。
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