くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

民主主義を拠に女性天皇を祀り上げるより大切なこと

予め、筆者が天皇制について書くにあたって断っておきたいのは、過敏な反応をしがちな意見者の一人として、冷静に考えることを目的にしているということ。

個人的には退位された上皇の偉業は尊敬の念を抱く一人であり、天皇系統のお世継ぎにおいては、男系を理解し女系天皇論と女性天皇の相違も知る者として書くものとする。

 

その上で天皇制について立場を判断するのに、丁度良い記事をたまたま見つけましたので、参照させて頂く。

president.jp

橋下徹「僕が考える令和以降の天皇制」 | プレジデントオンライン

 

その立場で、以下のような記事が招く天皇のお世継ぎの是非が混乱する渦中に敢えて入り、自己のスタンスを明かすものとする。

 

この橋本氏記事引用は、この意見はあり得るとは考えるも、支持不支持する意図は無く、記事中の天皇支持の要素を引用する意図とさせて頂き、その要素からすれば筆者は、(1)から(5)の天皇制支持要素全てを均等に支持し、全反論はしないものとする。

 

その上で、以下の記事に違和感と一種の危機感を持つと同時に、引く手数多であることに違和感さえ感じる。

持論の結論を先に言えば、年上の愛子さまはそれなりの判断をなさるだろうこと、それより切迫した問題は悠仁親王の安否。(プロの書く記事が「悠仁さま」と呼称しているのも不適切では?)

 

dot.asahi.com

“愛子天皇”論が浮上 「令和3年」が大きな転換期に (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

 

この意見は、橋下氏記事の要素(1)にあたるもので、一見は女性天皇あるべき論を支持する意見と見えるものの、

民主主義のを採る日本では、愛子様は「女性天皇」成り得るものの、まず娘に時点の解釈で女系天皇とはなり得ない事実をご理解されていない方が、混乱を広げる可能性があるかもしれない。

 

さらに、筆者が懸念するのは男系候補1位の悠仁親王のお世継ぎが、順当なのにおいても、未だ愛子様を担ぐ論壇が絶えない点は、橋本氏記事の5つの要素で言えば、バランスを欠いている可能性があって、記事の意図が作為的であったかどうかによる。

 

こうした朝日系が出した記事の評価や反応如何では、先立て悠仁親王の通われるクラスルームに脅迫を示唆する凶器が置かれた事件が示すとおり、天皇お世継ぎには純粋な系統論とは、明らかに異を放つ不順な動きがあるという事実が見透かせること。

 

 筆者は、比較的実利主義者のため、天皇の日本象徴の重みを例えれば、(1)男系系統を曲解させたり、混乱を招く意見は、日本の優位性に不合理と考えるので、記事の意図が発行元の意図と相似であれば、そのスタンスを支持できない。

 

引用記事に例する類の意見より、今起きている事件を併せてみるに、紛らわしい思惑が必要以上に台頭することがあると、基本的な見落としが起こることがある。

注目すべきは国内外の思惑によって、本来系統される悠仁親王の身の危険性を危ぶむ事件と、その危険性をを高めることになりかねない点。

 

この視点は、昨今問題視される幼児虐待・無用な子供の自殺や交通事故死に重点を置いていて、私たち国民は、単なる天皇制の価値基準のみで判断せず悠仁親王を、未来を担うひとりの子供としての存在であるのを十分考慮し、言動すべきと感じた。