基幹産業の民営化はマスト、豪語するアメリカン・パワー
通信インフラに限った事ではなく国の基幹を成す技術や産業が国営とすべきか、民営に依存するか?
国によって判断は異なるものの、世界全体がすでに人口抑制傾向に向かいつつあるように、有益な技術開発においては、国の管理下に置いてもメリットは少ないことを、日本の現状や中国の台頭で知っているはずだ。
トランプ氏「5G通信網の国有化に反対」、民間企業は迅速対応を - ロイター
民間企業ファーストのメッカ、アメリカ合衆国。
国名通り、独立の意思を持った州が束ねられた国家として、唯一資本主義を最優先させ実践する国家。
アメリカン・ドリームを旗頭に、
多くの国が中間主義を保つ中で、徹底した民間企業の完全自由化を目指す国。
彼らにとって、ビジネスの成功こそ正義であり、それによって国民と企業が対等に立てるチャンスを可能にする。
その模倣は、中途半端な国にとってもろ刃の刃となる。
共産主義をを創り出した者たちに抗うために、新大陸に築いた新国家は、
その理想と現実を1日として甘んじることなく、変革を続ける行動力を絶やさない。
金を世界経済の血液として流通させ、心臓の役割を自負する国は、
民間主導のビジネスこそが、唯一の原動力になることを信じて疑わず、
そのスタンスは、何が起ころうが決してぶれることはない。