人材と才能の使い分けの時代へ
企業にとって「人件費」が最も負担となる必要経費
その対策に、多くの企業が動き出している。
AIやロボットの進化でタスクの自動化が容易になりつつある時代が意味するもの。
大手の製造業・通信サービスなど設備投資を完了した企業から、人的リストラが始まっているそうで、いずれ人余りになるのだろうか。
古賀茂明「安倍政権の3つの愚策が中小企業を襲う」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)
今は、いい。
中小企業では、まだまだ人不足で今後こちらに人材は集中すると考えられるものの、
この記事では大手であっても、人件費対策が思うようにできていないようだ。
しばらくこの混乱は続くだろうか。
ただ、その転換はそう遠くない……アメリカから黒船の如く波は押し寄せる。
もしかしたら令和の時代にも人余り時代を迎えるかもしれない。
それまでは、時間がまだまだある。
企業が、人件費の概念を変えつつあるのではないか。
「知財・才能は、人でなくとも得られる」
人件費の、人投資からシステム投資へシフトするイメージを見る。
グローバル化が進めば進むほど、シンクタンクの圧縮化も加速する。
求められる知財は、人件費の余剰分、より合理的な手段に移っていく。
余った人は、余程の知財と評価されない限り、企業で生き残れない。
もし、自分が企業の人件費から外されたら?
そんな不安を抱く前に、個人で成り立つ知財かどうか、客観的に判断すべし。
今の高額給与が必ずしも、その人の知財力を示しているとは限らない。
それでも満足するなら、あとは推して知るべし。
否であれば常に、自身を鼓舞し、磨く習慣をつけて然り。
それが、世界で最も効率的な人財・才能が生きる道。
いずれ、企業と自身の「求めるもの」の乖離が始まる。
自身の才能を最大公約数に評価できるのは、企業ではないかもしれないのだから。
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