くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

未来を目指す者、古代を侮るなかれ

ようやく、日本のルーツが南海経由できた事実が、実証されつつあるようだ。

 

今まで朝鮮半島から大半が渡来してきた説が主流だったが、遺伝子解析が進んできたことで、ほぼその可能性は皆無とわかってきて、東南アジア方面からの流入してきた一派が今の日本には多いことが示唆されていた。

 

その可能性を実際に実験したのがこの試みで、まだ規模は当時のものと比べて小さいのだろうが、偉大な検証結果だと思う。

 

www.huffingtonpost.jp

3万年前の旅再現 台湾から45時間かけて与那国島に到達 | ハフポスト

 

太古に生活していた人々が、どの程度の生活水準・技術を得ていたかは、まだまだ考古学的物証も少なく未知数ではあるものの、私たちが認識しているよりもずっと知的で工夫に満ちた水準であると、筆者は考えている。

 

陰謀論者が言うような超テクノロジーを有していたかどうかは別として、今のような物質社会ではなかった分、ないなりの自然を今以上に観察力と感性で、高度な自然共生ができていたんだろうと思える節も多々見つかっている。

 

人類は宇宙にまで飛び出せる技術を生み出したが、そのことと太古の人々が劣っていたことへの比較や証明には決してならないという事実は変わらない。

 

今の私たちは、地球本来が持っていた自然摂理と争うかのような進化を選択したことによって、むしろその真理と遠ざかった非合理な道を歩んでいるかもしれないからだ。

 

ただ、昔のひとも私たちも「前向きに生きよう」とする意思は共有できていると、信じたいものだ。