くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

ナンバーワンや勝ちにこだわる、重要な意味

過去に「なぜ、ナンバー1でなければいけないのですか?」

と国会答弁で公然と出た反議は、人が希望を持つための根幹的な事実を理解できていない者、有りがちな純粋培養で世間にまみれない政治家などから、漏れてきそうな象徴的なセリフとして、歴史に記録された。

 

ナンバー1を勝ち取ろうとする意思と行動が、多くの人に誤解されていた時代の象徴だったのかもしれない。

 

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「もしあなたがナンバーワンでないのなら、目立つ必要がある」 バーガーキングCMOが語る、レッドオーシャンの戦い方 - ログミーBiz

 

一部の行為や娯楽的な選択肢においては敢えて1番に拘らないのもアリかもしれないが、そのノリで猫も杓子も優先順位に拘らないと言い切るのは、むしろそれによってほかの目的か意図があるとしか思えない。

 

結局大風呂敷を広げて一党にのし上がったある党は、国民の大きな期待のおかげとも理解することなく、あえなく消え去ったことからも、競争で負けない姿勢とそれを維持するための資本力の準備をないがしろにしている証だった。

 

資本経済のルールで生きる日本の社会は、結果がどうであれナンバー1を目指す姿勢を崩した時点で、多くの優位性を失っていく現実忘れては、現状維持さえ保証されることは無い。

 

 競争に負けて、消えていくことは厳しい現実だが、資本力とはそれらの失敗とそこからどれだけ学んで、現実社会にマッチングさせているかのわかりやすい指標のようなものだ。

 

その多様性をどう理解し、どれほど共感しながらも、その流れを決して蔑ろににせずに自分の主張を通していくか。

 

その目的の実現に於いて、目標値をそこそことして達成できたれいをあまり聞かないが、実現が困難な目標からしか、挑戦者にとって未到達の領域に出会い、踏み込めるチャンスは無いのでは無いだろうか。

 

情報が有り余るほど、いやむしろその選別さえも躊躇するほど氾濫する情報は、考えようには今あるものを全て出尽くした感が、世の中を支配している。

 

未知の領域を創造する行為は、今では全くの無から生み出す行為とは違って、多くの人のそれは、今あるものの中から、どう組み合わせて役立つものを創り出す行為であり、その点で大きな誤解を持つのなら、創造を目指す者にとって絶望となってしまうのだ。

 

その絶望を、振り払う勇気を生み出すのに1番を目指すのは、決して無駄にならないと信じているし、むしろそのモチベーションこそが人を進化させるという事実を、歴史から学べるのだ。

 

事実、競争に負けた敗北感だけで自身の人生丸ごと棒に振ってしまう人が少なくないことに懸念を禁じえず、この現象の原因として1番である必要は無い、と方便すること自体は合理的であっても、人生のベクトルを失いがちな人が後を絶たないのは、思った以上にネガティブマインドがメディアに集中して拡散していることは致命的だ。

 

これを標準化する様な勢いから、家族や大切な人、そして何よりわが身を衛るには、自分からモチベーションを落としたり、前進することを諦める行為は、他人にとっては歓迎すべきことだが、わが身には1ミリも有益なことは決して無い。

 

運よく身の回りに、励ましてくれたり信じてくれたりする人がいる人は幸運であり、奇跡でしかなく、決して世間で言われるような当たり前ではない現実に、私たちは生きている限り、自分さえ信用できなくしたら、本来なら誰も助けてくれないし、助けられないからだ。

 

この、絶対普遍の道理の自己実現は、決して実現することの無い頂点を目指す、大胆な意志と目的に歩み寄ろうとする繊細な配慮、そのバランスによって結実するものと、思えてならないが、いかがだろうか。