くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

地殻に残されたサンプリング

この遠くなる話だが、古の氷が採取されて2年でようやく最初の調査結果が出たようだが、サンプリングからはCO2の増減周期は数万年程度と、従来の予測よりは遥かに短かったようだ。

 

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200万年前の氷が採取されて2年、地球の気候変動に関わる分析が発表された | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

 

 筆者がこの記事で考えたいのは、CO2排出問題で日本がノルマ強要をされている今、この調査の事実がどう影響を与えるか否かということ。

 

結論から言えば、この中途結果からは何ら影響力はないという事実である。

 

しかしながら、これらの調査結果を過大解釈して日本への攻撃に利用される可能性は十分あるということで、ここで重要なのはCO2の増減サイクルが、人によって起こされるのではなく、地球全体の調整機能によって周期的に起きているという事実。

 

今後、同様のサンプリングが繰り返され、統計的に信憑性が高まることで結果は変わるかもしれないが、すでにこの記事の段階でも何万年から数百万年周期で増減サイクルが存在していることを、彼らは認めている以上はアメリカの行動が、意外にエコへの反逆では無いことを裏付けていないだろうか。

 

日本は周りの意見主張を、必要以上に気にして自虐傾向の行動を取りがちだが、京都議定書の締結のトラウマは、過去の戦争責任の自虐行為と同様のロジックを含んでいることを太極的に理解しておく必要がある。

 

重箱の隅を突かれて、思わずそちらばかりを注視してしまうクセが、日本のポジティブな発想や言動をスポイルしていることこそ、注視していくべき重要ポイントでは無いだろうか。

 

それからでも重箱の隅々まで目を配れるきめ細かさが、生きてくると思えてならない。