くろまのパーソナル・ワークショップ

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ロジャース氏の奇行か神の声か? 国内市場の再評価

 次世代の市場予想で有名な、大手投資家のジムロジャース氏の日本市場予想の記事が出たようだが、日本人にとって喜ばしい話ではない。

 

しかしながら、彼の判断力は冷徹で誰よりも合理的なのは有名なことで、その的中率はまさに神の予言に近いとまで評価されているだけに、当たってしまうのだろうか。

 

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ジム・ロジャーズ「日本は東京五輪で衰退する」 | 投資 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

 

内容を見てみれば非常に理に適った判断と言えるし、その警告はむしろ私たち消費者目線指摘にはなっている。

 

東京オリンピック以降の国内経済は多くの著名な専門家からも、景気悪化の指摘がされていて、これにダメ押しした形になっているが、一方で先に予告していた北朝鮮市場経済の成長については、未だ反応が見られない。

 

これらのことから、日本市場はオリンピックの経済効果を過大評価への危険性が大家にによって指摘されたことで、便乗よりも企業単位で独自判断し、独自のリスクに則って市場開発をする必要があることが明確に示されたのは、間違い無いだろう。

 

未だ、中国市場に未練がある企業があとを立たないが、国内市場以上にハイリスクで、ロジャース氏さえ大々的に手を出さない市場リスクや成長性にすがるメリットは、急激な経済低迷が始まった中国には無いと見ている。

 

日本企業は、原点に立ち返り国内市場を見直し、かつて厳しい評価基準で鍛え上げられたことを思い出せば、世界の先端を行く人口減少化市場に対して、多くの実験を繰り返すべき時に入っていないだろうか。

 

次へのステップを踏むための、新しい処世術を最も信用性の高い国内市場で再構築することは、最も堅実で即効性が見出しやすい現実では無いだろうか。