くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

ここまで尾をひく、自動車産業の斜陽

自動車マニアでも食いつきにくい、国内自動車産業ネタ。

 

このメーカーは、国内でスバリストと言う一定のリピーターを持ちながらも、一部実用的志向ユーザーを除いて販売は芳しく無かった。

 

記事にもあるが、スバルの基幹技術を支えたのは、創業当日航空機メーカーだった中島飛行機と言う、戦時中では三菱重工と双璧だった頃の、技術転用から始まっている。

 

その経緯からも想像できるように、他社とは一線を画した独自で、画期的な技術がウリだったが、こうした技術力開発力に秀でた企業は、ありがちな販売力がボトルネックで、せっかくの才能が生かされないジレンマにハマることになる。

 

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スバル"究極の車"が日本人にウケなかった理由 エンジンは世界最高峰、車内も広い | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

 

このジレンマはスバルに限らず象徴に過ぎず、匠の国日本の世界における優位性は、多くの機会で消失の憂き目にあっている。

 

結果、販売力で伸びたトヨタ自動車日産自動車の業績で、世界にも誇れる自動車産業トップの国にもなれたものの、ここ数年、業界がIT企業参入の流れもあって、パンパンに膨らみきった既存ビジネスモデルが逆に足かせにつながった。

 

この流れに危機感を早くから認識している日本企業や経済団体は、政府に圧力をかけて企業優位の経済政策で景気感を損なわないよう維持を図った結果が現状だ。

 

同時に東京一極集中化も進行させ、その東京の景気感を積極的にオールドメディアで流すことで、なんとか日本全域の空気感に繋げている。

 

それが、次への真の景気向上対策の一時繋ぎであれば、それはアリだ。

 

もし、単なる企業存続だけのごまかしでしか無ければ、次世代を無視した富裕高齢者層への忖度でしかない。

 

デッド オア アライブ

 

どっちだ?

 

その真偽で、最後の砦憲法改定の成功の軸が決まってくるのだが。

 

さて。