くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

グレタ・トゥーンベリ・シンドローム

表題に挙げた話題の人物、彼女の存在意義については様々な見方があり、本人がアスペルガー症候群さえ優位性だと鼓舞する一方、彼女の存在に揺れる社会を「グレタ・トゥーンベリ・シンドローム」と題して、未来を揺さぶるそのポテンシャルと可能性を考えてみたい。

 

筆者の別ブログでも、彼女を主題に別の視点を同時配信したが、数ある関連記事を読んで下の記事を見みつけ、執筆者とは少し異なった考えが頭に浮かんだので、当ブログでもテーマをダブルブッキングしておく。

 

kuromaryu.hatenablog.jp

グレタさんの一件を再考してみた成果 - くろま流 × NAGOYA式 ブログ

 

筆者に或る発想をもたらした上記記事の主旨は、正攻法で攻める未成年グレタ氏に対して、現実的な経済視点でいさめる大人の隠れされた目論見について、彼女の出現をアイドル三面記事と重ね合わせている。

 

加えて「彼女は熊のぷーさんは好きか?」というくだりが出ていて、これは習近平氏のあだ名の話題とかけているが、習近平が低学歴だったと言う点で彼女の歩む境遇が似ていて、筆者はその轍の模倣に見えてしまい、むしろ気持ち悪い。

 

ironna.jp

グレタ現象を盛り上げる「最強のアンチ」はもう一人いる

 

一見大人目線で「そうだよね」で、済まされそうな内容なのはそれなりだが、筆者がこの記事で注目したのは「アイドル」に掛けた別の発想で、新世代の若者たちは、旧世代とは根本的に異なる発想を繰り出すこともあるので、彼女がアイドルのビジネスモデルを意識していたら?

その展開は性善説で描くなら意味がない、性悪説でどう考えられるかを書いてみたくなったのだ。

 

 

 

これは例えれば、壮大な「世界の覇者的アイドル」の育成ゲームであり、結果はゲームオーバーでなく、むしろ前章が始まったばかりだということにならないか。

 

彼女は若いがゆえに「時間」を味方につけることで、学校を捨て実社会で真に社会構造を実体験から学べる立場であり、時間と資金と支持者を得て理想的な環境下で、より即戦力を持ったマルチな”究極の実力者”となり得る、確実な準備ができたことになる。

 

これはアイドルの名を借りて言えば、前座・下積みの1ステップでしかなく、いずれは”究極の実力者”となるための前座で、割り切りなのではないか?

それには、子供では想像も及ばない現実と試練のプレッシャーと葛藤と闘う覚悟が要るが、彼女は幸か不幸か一つの事しか見えない集中力があり、負荷は小さいだろう。

 

ここからが核心だが、

彼女は教育教養もままならずに反抗運動に明け暮れるとたしなめられるが、はたして彼女は言う程稚拙で至らない人物なのだろうか?

この計画は”今”目的を遂げようとしているのではなく、長期的スパンで何らかの目的を遂行する前の、炎上劇をやってのけたのではないだろうか?

 

だとすれば、つかみはOK、と言うことになるだろう。

 

もし、これが彼女自身の発想だったらとてつもないモンスター級の策士であるし、多くの世界の実権者や大人側の勝利ではなく、油断こいてたら今後大きなしっぺ返しにあうかもしれないのだ。

 

現状では彼女が敗者と見る者が圧倒的なのに、ムダ金使ったパトロンがざわつかないのは不自然だが、今回の運動が何かの前座だと仮説すると、長期計画の道半ばであり落ち着き払っているのも頷けるのだが。

 

 

 

では筆者が恐れる、「時間を味方にする」ということが、どれほど武器になるか。

彼女は今ティーンネイジャーで、一般人なら青春真っ盛りの年齢だが、彼女がやがて政治経済の中心に立ってもそん色のない歳になる時期に、今批判したり、顔を真っ赤にして反発する大人たちは、その頃に居るか?

 

死にこそしてないものの現役からフェードアウトしているし、その成長過程には時間がたっぷりあり、その間にお好みの帝王学も学べ、同世代以降の味方もいくらでも増やせる、何にでも化けうる純粋培養状態だ。

 

一般的な若者では、同じ時間があっても影響力を持つまでに相当の労力と資金を擁するが、彼女はまだ卵の段階で普通の若者が持ちえない、強力なパトロンと潤沢な資金と世界中に信者がついてすしまっている。

 

これも、トップアイドル育成プロジェクトの王道そのものではないか。

 

では、たとえ彼女が年齢不相応にしても得た恵まれたリソースを、明るい未来に費やしたり、言う程クリーンで純粋な方向に動くのか?

 

可能性はゼロでないにしても、残念ながら既に多くが懸念している通り、既に大量の投資がされている現実から見て、本人がいくら善人でも易々慈善事業をさせてくれないだろうことも必至で、醜い大人の事情ということだ。

 

ただ、この”超絶アイドル”の育成プロジェクトの行方は、だれも実体験のない予測不能な現実であることは間違いなく、このインパクトは過去においてあのキリストでさえも成し得ていないような、最も世界に影響与える人物として、在任中でかつ最年少レコードホルダーとして歴史に名を残こすかもしれない。

 

余談だが、同郷の資金団体であるノーベル財団からも、最年少〇〇賞を将来授与しても何ら不自然でなく、むしろその階段を着実に上っていると思えるほどで、戦闘態勢は滞りなく、文字通り”準備万端”なのだ。

 

では、真の目的とは? 現時点では全く読めないのだ。

 

今回の計画が、一連の実体的根拠の薄い「環境保護プログラム」が目的であったら、まだ一蹴できるかもしれないが、その着地点の見えない底知れないプロジェクトの大金が投入され、動いていることに薄気味悪さを感じないだろうか?

 

お判りいただけるだろうか、その真の目的によっては末オソロシイ人物を、我々は目の前にしていることを?

 

さあ、その行方は如何なる方向へ行くのか?

筆者はその頃には老兵であり、老兵は去るのみであるが、未来の行方には興味は尽きないので、また別の機会に彼らの真の目的について考えたい。

 

最後に、あくまで彼女の最終目的が”悪魔”のささやきに依らず”天使”の導きによってなされようとしている事を、強く願うばかりだ。