くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

景気落ち込みが無い、の誤解と消費行動

著名な経済評論家が既に指摘している通り、政府発表の景気観測のコメントで、複雑な日本語表現で曖昧にしている通り、大きな景気下落は起きている。

 

原因も、政府が決して認めず台風や地震、ウイルスのせいにするが、消費税増税があれば必ず落ちるこの事実に対しても、天災や季節性の細菌リスクなどの影響としか説明をされない。

 

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10-12月期の家計消費はリーマンショックを超える落ち込み|山崎 慧 / 三井住友DSアセットマネジメント|note

 

 これは、こうした経済行動や変化を経済学者のように分析出来ないのは仕方が無いとしても、まだまだ政治と同様に関心が薄い国民の意識の、スキマに乗じていると考えるに十分な根拠になる。

 

 それにうすうす国民が気づいても、政府や企業団体は安安と行動をかえることは無く、その行動は即それを認めることであり、穏便にやり過ごしたい動機の根拠でもある。

 

消費者は、それに対して消費を抑える抵抗だけでは、そう簡単には効果は出ないし、彼らはそれを熟知して粘り、一時的救済措置や圧力をかけて消費者を萎えさせることを、粛々とすすめる強かさを持っている。

 

そう、いつも先にシビレを切らすのは消費者側なのだ。

 

消費行動をコントロールするプロたちに、そのドウシロウトの我々が対抗できるかは、誰にも分からないが、その自由と言われる消費行動が原因で、自身の収益度の目減りを助長するような愚行は、避けなければならない。

 

その判断基準は、彼らに利用されているか、彼らを利用しているかそこにかかっているが、それぞれの行動にマニュアルは無いし線引も難しいだけに、少なくとも煽られて消費する行動は自重したいところだ。