アートで生計を目指すひとへのメモ
アート、ここではイラストや音楽の才能を見出して、生計を建てようとしている諸氏が、最初に準備するだろう設備投資のヒント、について。
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上の記事がオススメと言うと、そう言う話でなく、
「Macがアーティストのステータスかどうか見直そう」
つまり、自身の目標に見合った初期投資のススメ。
今時アートでもPCやタブレットが必須なのは、当たり前ではあるけれど、
「本当に自身に必要な投資ができていないひと」
へのお話。
アートも機材のスペック至上なのは、
クオリティを追求すれば当たり前ではある、
ただ、選択肢の増えたガジェット市場で、
記事に煽られ本来の価値観の迷走は見え隠れしている気もする。
すでにそれなりの地位を業界で築いている方なら何も言わないけれど、
これから目指す人やスタートアップの人には、考えて欲しい。
個性が問われる業界だけに重要なのはテクニックやノウハウではなく、
「どの表現を目指すのか」
という根本的な目指す表現の方向性で、まず
紙と鉛筆や楽器で、
ジワジワリアルアートで資産価値を上げていくのか、
デジタルアートで、
一気に知名度を上げてブランドで勝負するのか、
だけを見ても、
それによって設備投資は変わってくるし、
後者を選んだら、飽和市場なのでなおさら個性は大事。
また、デジタルアートに関して言えることで言えば、
作品はあくまでデータでしか無いために、
「いかに表現力を磨くために集中できる設備投資ができるか?」
を重視しているかは大事なこと。
つまり、資金が無くても安い端末を準備してでも、
作品作りに没頭する時間を重視することの方が大事なこと。
素材が充実する「Mac」になったとか、
手軽に数をこなせる「無名タブレット」にしたとか、
それぞれに戦略に合わせて創作環境のコスパを選んでいればOK。
そうでなく、最強こそ至上的な理由だけだったり、
単にファッション性に偏った選択は、
「アーティストに大事な個性を、見えにくくする」
なんて本末転倒な話になりかねないし、
自身でも気づかないうちに、
自分の才能を見失うことになってたら、エライ事。
創造者とは、人の気付かない可能性を広げる者。
創造とは、
本来大衆の求めるモノからかけ離れたところに見出すもの、
とも言える。
それだけに、
お金をかけたアートが価値のあるアート。
というアートの原点と隔たる考えは、
はじめから持ってほしくない。