日本が戦後「スパイ天国」と言われる根っこを知る
表題の原因や要因は様々な切り口で語ることは出来るだろうが、いくらスパイ天国とか言われても、一般の人には実感がわかない世界で在る以上、自ら積極的に関わっていない限りは無視しても良いのかもしれない。
しかし、これが噂の反意なのか事実なのかに少しでも関心や憂いがあるのであれば、何か身近なことから観察して、推測は出来るのではないだろうか。
事実なら護身スキルの無い一般人が首を突っ込めば、証拠をつかんだ時点で身に禍が起こる危険性さえあることだけに、証拠掴みはしないまでも、ビジネスシーンで腑に落ちないことはよくニュースにもでてくる。
三面記事に流れるような、一般人や政治家要人の失踪や自殺を含む不審死とみられるケースに誰もが少なからず不安になったことは在るのではないだろうか。
一般人のそれについては、おそらく多くがスパイなどではない怨恨や邪な願望によるものが多いと思われるが、タイミングよく要人が失踪するとか死ぬとか、病死お含めてさすがにおかしいと思うだろう。
なぜ、日本がそう呼ばれるようになったのか?多くの人は大方ご理解されているだろうが、かつて敗戦後のGHQやソ連・共産党系の情報交換の拠点として、地政学的に重宝していたこと、日本をハブにして消息を詐称して目的地へ移動できることが挙げられる。
何より、戦勝国にとって日本は条約上圧倒的に優位だったし、未だにその効力はある程度生き続けていると言われているため、完全に世代が入れ替わり直接搾取された要人が関係を絶つまでは、終わらないと考えられる。
また、企業競争において、いま中国共産党が積極的な産業スパイ横行がアメリカの暴露で、一般的ににも明るみに出たことで、蓋を開ければ多くの優秀な技術を保有する、日本企業を再三不振に陥れ、事業売却を促す戦術も励行されている。
それだけではない、中共は日本そのものを軍事上の重要拠点とみなし、目立たない場所から土地買収や、水など資源保有地の買収を、民間法人・個人名で買いあさっいて、北海道や沖縄の庶島などから、しずしずと買収が始まっている。
それらの日本にとってとても有益とは言い難い行為を、息のかかった政府関係者や民間要人によって、無視させたり問題にされないようにしているせいで、国民の目にさえさらされないようになっているようだ。
一般人にしても、要件次第によってはハニトラとかマネトラとか、美味しい条件を突然持ち掛けられ、一度乗っかれば足抜けは容易でなく、一生利用される。
我々は、一般人故スパイの横行を防止する意識や行動には、限界があるかもしれないが、中共は既に台湾どころか日本までも自国の領土に広げると公言している以上、そう簡単にはあきらめることはないだろう。
結局我々に出来るのは、可能な限り美味しい話には気を付けるくらいだろうが、彼らはスキを見つけると付け込む用意周到さで、スキを待っている。
平和な世の中とは厄介なもので、こうしたトンデモな非現実的な話は、映画の世界にしかないと真に受けなくなるほど、自分からスキを作りやすくなると言うのが、今の日本でもスパイが横行しやすい現況なのだろう。
所詮人が人に仕掛ける話である以上、いつ起こるかわからない地震災害や大雨洪水被害よりも、より起こりやすく予測や心構えがしにくい分厄介で怖い話ではある。
特に人間関係や、上下関係に独特な謙譲意識が強い日本人にとって、何かあってもキッパリ断れる行動スキルは、何より大事な処世術ではないだろうか。