Bitcoinという広告塔
【2017年11月17日】ビットコイン90万円突破。リップルがアメックスと提携で高騰
Bitcoinというと、なんでもBTC(商品略称)のことと間違えやすいが、この記事で分かる通りリップルなどアルトコインと呼ばれる亜種を含めて言われるために紛らわしい話で、未だこの手の誤解がまかり到底ないか、心もとない。
現状で言えば、Bitcoinは100万円のボーダーを超える域で暴落し、再度100万越えを目指しているものの、中国マイナー勢の煮え切らない動きと、政府の介入騒動でBCC(Bitcoinキャッシュ)への乗り換えが進んだ。
これらの投機勢の足踏みのなか、アルトコインのイーサリアム・リップルなどの買いが年末に顕著になっている。
特にリップルは今週某国内大手金融会社の資本投資の話題や、アメックスの提携でイーサリアムやモネロ、鳴り物入りだったエイダなどの注目株を出し抜かんばかりの勢いを見せた。
筆者的には、Bitcoin(BTC)の展望は相変わらず様子見を決め込むがその根拠は、
10月の国慶節のタイミングで、マイナーや政府の動きが大きかったのと、
来年、もっとも活性化する中国の旧正月に当たる「春節」に向けて、再度両社が大きな動きをしないかを見極めることが、BCCが仮想通貨における「広告塔」から、
「真の象徴」へなりうるかの節目と考えるからに他ならない。
儲けられる人は、どんどん儲けて構わない。
しかしそうでない人には注意を促したい。
不安定な市場と承知した上で売買するのとしないのとでは、雲泥の差であるのを熟知してからでないと、今後も必ず「ネギを背負ったカモ」が下支えする悪しき市場の汚名は返上できないだろう。
再度上昇を見せるバブリーな動きにあって、
果たして自分が鴨鍋に入る、
「カモかネギ」なのか、鍋を堪能する側か?
乗っかろうとする人は、よく考えた方がいい。
正当な金融市場とは、信用と透明性が受け入れらえることが基本条件だからだ。