UFOよりカネ、今そこにある危機
UFOとか、宇宙人とか、影の政府の陰謀とか、
実害の無いたわごとで騒ぐ以前に、
もっと現実の「今、そこにある危機」を直視すべき。
日本が現金払い主義からまるで脱せない理由 | 家計・貯金 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
かつての、国政による民間企業の護送船団方式の保護と同じで、
金融業界でも郵便局という独自の国営企業の、
全国ネットワーク化に、民間金融機関は対抗しなければなら無かった。
ゆうちょ銀行として民営化されたものの、既にモンスター企業と化し、
圧倒的優位に立つ企業との、現金ネットワークの利便性は、
そう簡単には変えられなくなっていて、
長期のデフレで利益性が目減りした今では、さらに追い打ちをかける。
限られた巨大資本を保持できる、大手銀行のみがブロックチェーンで、
インフラ合理化され、地銀などの中小金融機関は地方人工の減少圧力で、
淘汰されるか吸収を余儀なくされる。
恐ろしいのは中国の動き。
周辺国への侵食政策を顕にし、
日本国内でも不動産取得を加速しており、民間企業所有としているが、
いつでも国有化できるので、リスクが大きい。
中国だけでなく、外資の金融機関がシェア争いに参入する余地は十分にあるし、
現金の間は有利に働く「円」の優位性も仮想通貨化でゆらぎず、
現金の円に固執するのは、将来的に資産の目減りリスクが大きくなる。
金融のグローバル化、ブロックチェーン化で利便性が高まる中で、
このジャンルでの独自性を持てない日本は、
今の日本を支える、かつて満州での錬金術や高度経済成長で得た「隠し資金」は、
金融仮想通貨化でスポイルされ、
ひいては他国に吸収されかねない時期に差し掛かっている。
戯言と言われればそれまでだが、よほどUFOネタより緊張感はあるのでは?