くろまのパーソナル・ワークショップ

生活・仕事への分析力向上を目指し、あえて辛辣に物言います。

消せないアプリに支払う対価は、おいくらですか?

スマホは情報端末として、PCやTVを追い越して最も無くてはならない道具になってしまったと多くの人々は実感していて、その最新情報は注目の的であり会話の中でのトレンドであり、まるでファッションの話題のように老若男女分け隔てなく普段の会話の当たり前なネタになっている。

 

 そのスマホ端末を買う上で、いろんな価値判断がある中から親御さんが我が子に買い与えるケースがあると思うが、端末にプリインストール(事前に入っている)アプリには、注意をしなければならないものもあるようだ。

 

www.lifehacker.jp

iPhoneのアクセスガイド設定手順|単独アプリ使用に制限する | ライフハッカー[日本版]

 

 そのため、上記事のような人気機種での設定方法にも関心が高まるのは当然だが、特に中国製そうで無くとも「削除不能」なアプリが国内外キャリア・メーカー毎に無頓着ならば要注意だ。

それらの独自アプリは、供給側の都合でロックされ削除できないばかりか、使わなくとも勝手に起動しあらゆる一方的な情報を押し付けてくることは、だれもが頭を悩まされながらも、それに従わなければならない。

 

 そのアプリが、そもそも端末の動作能力に必要なメモリを食い、それに我慢ならないユーザーはより高価な上位機種に買い替えなければならないし、その選択ができないユーザーは、出るべき性能を享受でき無いストレスと付き合うことになる。

 

我が子に買い与えるスマホを選ぶ際には、こうしたリスクを避けようと多くの親御さんがより高価な機種を選ぶのは人情的に言って仕方のないことだが、それさえできない親子は、その難儀を承知で買うしか無いのだが、ここで気をつけたいのがその選択肢をせざるを得ないユーザーもそうで無いユーザーも、完全にそのキャリア・メーカーの呪縛から逃れる選択肢は意外と少ない現状を知っておく必要はある。

 

そのいちいちを説明するまでも無く、その際に重要なのはユーザー側の利用目的を割り切っておくことができているかどうかに尽きると言うことで、提供側はユーザーの希望する快適さを担保することは絶対無いし、それがより高価な端末だから快適さを保証されるわけでないから、むしろ利用する側の利用目的を無尽蔵に野放しにし、できもし無い期待を助長する引き金になりかね無い。

 

「言われるまでも無い」

 

とおっしゃる諸氏も多いだろうが、その中にも高い金を払ったその対価を期待し、裏切られたと文句を言い、それなのにさらに高価な機種へと乗り換えていく悪癖を繰り返してい無いだろうか。

そうで無くとも良かれと、言われるままに高価なスマホを無理買いし、必要以上のその人に無価値な期待を植えつけられていないだろうか。

 

その解釈の上では「スマホを持たなくとも生活が成立している人」が最も理想的な生き方かもしれないが、そこまで言わないまでもスマホ利用の断捨離もそれぞれの生活をよりスマートに生きる知恵なのは間違いないのでは。